第81回
日本ダービー(東京優駿)(1日、東京10R、GI、3歳オープン国際(指)、セン馬不可、定量、芝2400メートル、1着本賞金2億円=出走17頭)横山典騎手の絶妙の手綱さばきに、前田幸治オーナー(65)=株式会社アイテック(大阪市)=は、早々と勝利を確信したという。
「橋口師の執念の勝利。ノースヒルズ(生産)、大山ヒルズ(育成)。スタッフの努力の結晶です」と前田オーナーは、昨年の
キズナ(ノースヒルズ生産)に続く勝利に関係者をたたえてから、「競馬は何年やっても分からん。だから面白いんやな」と続けた。母ヴァーチュは死亡しているが、オーナーは「3年連続を狙う2歳っ子はようけおるよ」と意気軒高だ。
今後について前田オーナーは、秋の最大目標を
菊花賞に置いて、年内は国内競馬に専念することを明言。来年は、
キズナが
凱旋門賞に挑む予定のため、オンリーには父
ハーツクライが勝ったGI
ドバイシーマクラシックを皮切りに、別路線の海外遠征のプランがあることを明かした。英国遠征がそれで、“キングジョージ”を目指すことになる。 (水戸正晴)
★1日東京10R「
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