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伊吹雅也のPOG分析室 ~第3回 U指数から今後の注目ホースをピックアップ~
早いもので、今年の2歳戦も既に49レースが終了。7月21日には、現2歳世代にとって最初のJRA重賞となる函館2歳ステークス(2歳GⅢ・函館芝1200m)が開催されます。まだまだ序盤とはいえ、各ワールドのランキングにも動きが出てきたところ。私の所属するスペシャルクラスでは、柿谷陽介さんが華麗なスタートダッシュを決めました。今後もしばらくは新馬や未勝利の結果に一喜一憂する日々が続きそうです。
現在は第8回の入札を受け付けているところですが、ミリオネアクラス、スーパーリッチクラス、リッチクラス、ブルジョアクラス、アベレージクラス(1~7組)では、来週の第9回入札が行われる前に仮想オーナー数が増加します。他のプレイヤーが指名してしまった人気馬にも改めて入札できるわけですから、所有ポイントやご自身の仮想オーナー枠に余裕があれば気合を入れて臨みたいところ。また、既にデビューした馬へ入札することも可能なので、新馬や未勝利のレース結果を参考に将来性豊かなダークホースを発掘するというのもひとつの手でしょう。
今回は既にJRAでデビューしている2歳馬が各レースでマークしたU指数を基に、今後の入札で注目すべき馬をピックアップしてみました。私自身「プロ予想MAX」で提供している予想はU指数をベースに組み立てているくらいなので、精度の高さは保証できます。ちなみに、私はもう『ウマニティPOG』における仮想オーナー枠を使い切っていますから、これから新たに入札(指名)することはできない立場。駆け引きや牽制は一切ありませんので、その点はご安心ください(笑)。
現時点でもっとも高いU指数をマークしている2歳馬はクリスマス(アラマサスナイパーの2011)。デビュー戦となった6月30日の函館5R(2歳新馬・芝1200m)で87.5を記録しました。一般的に新馬は未勝利よりも走破タイムが遅く、U指数も低めに出るものなのですが、既に13レースも施行されている未勝利の勝ち馬をすべて上回ったのですからお見事というほかありません。前評判があまり高くなかった点や、近親にこれといった活躍馬がいない点を差し引いても、指名する価値は十分にあると思います。
ただし、本馬は函館2歳ステークスに出走を予定しているうえ、ウォッチリストの登録件数(7月9日現在、以下同)も160位とかなり上。あまりにも勝ちっぷりが鮮やかだったことで、既にかなりの注目を集める存在となってしまいました。仮想オーナー数が増加した直後の入札では熾烈な争奪戦となるはずで、所有ポイントに余裕がある方でないと指名は難しそうです。
新馬でマークしたU指数が2番目に高かったのはアンズチャン(パラダイスバードの2011)。6月15日の東京5R(2歳新馬・ダート1400m)で81.0を記録しています。本馬はJRAでデビューした兄姉がすべて勝ち上がっている非常に堅実な血統。また、母方はスティンガーやサイレントハピネスらを輩出している社台ファームゆかりの牝系です。デビュー戦の勝ちっぷりを考えれば、上級クラスや芝のレースで活躍できる可能性も決して低くないはず。ウォッチリストの登録件数は491位に止まっていますから、それなりのポイントで入札すれば指名できるんじゃないでしょうか。
芝、かつ1200mを超える距離の新馬でマークしたU指数がもっとも高いのはマーブルカテドラル(ヘルスウォールの2011)。6月22日の東京5R(2歳新馬・芝1400m)で80.6を記録しました。母は2002年チューリップ賞の優勝馬で、父は2012年JRA2歳リーディングサイアーランキング2位のダイワメジャー。これだけの良血馬でデビュー戦の内容も良かったのですから、今後も牝馬クラシック戦線で活躍が期待できるのではないかと思います。しかし、ウォッチリストの登録件数はなんと867位。思いのほか注目を集めておらず、手頃なポイントで指名できてしまう可能性が高そうです。
まだ勝ち上がっていない馬のうち、新馬でマークしたU指数がもっとも高いのはモズハツコイ(クールアンフルールの2011)。6月29日の中京5Rで80.5を記録しています。勝ち馬とはアタマ差だったうえ、上がり3ハロンタイムは出走メンバー中1位。近いうちに勝ち上がれると思いますし、未勝利1着分のポイントが計算できるのは大きいですね。ウォッチリストの登録件数も1093位に止まっていますから、穴っぽい指名候補をお探しの方はぜひ注目してみてください。
ここまでに紹介した4頭はすべて牝馬でしたが、牡馬のうち新馬でマークしたU指数がもっとも高いのはシャークベイ(ワイルドフラワーの2011)。アンズチャンが勝った6月15日の東京5R(2歳新馬・ダート1400m)で2着に敗れたものの、79.8と悪くない数字をマークしています。デビュー戦で単勝オッズ1.9倍の支持を集めたくらいですから、こちらも勝ち上がりに苦労する可能性は低そう。ダートを中心に着々とポイントを稼いでくれそうです。
芝の新馬でマークしたU指数がもっとも高い牡馬はオールパーパス(ストラテジーの2011)。6月16日の函館5R(2歳新馬・芝1200m)を勝った際に78.9を記録しました。函館芝の新馬としては今のところもっとも多い10頭立てのレースを制したこともあり、個人的には函館2歳ステークスで高く評価しようと考えている馬。ウォッチリストの登録件数は240位とやや高めですが、チェックしておくべき1頭でしょう。
ちなみに、オールパーパスが勝った新馬で2着だったツクバジャパン(ウェディングバレーの2011)は、翌々週6月29日の函館1R(2歳未勝利・芝1200m)を単勝1番人気の支持に応えて快勝。このときにマークしたU指数の85.6は、先述したクリスマスに次ぐ総合2位です。デビュー戦に比べると指数が伸びやすい2戦目とはいえ、しっかりと数字を上積みしてきた点は好印象。こちらも函館2歳ステークスに出走を予定していますが、豊富なキャリアを活かせるような展開になれば侮れません。
あとは6月29日の函館1R(2歳未勝利・芝1200m)で2着ながらも85.6を記録したドラゴンスパン(Ammaluの2011)、1400m超のレースとしてはもっとも高い85.4を6月23日の阪神1R(2歳未勝利・芝1600m外回り)で記録しているスペランツァデーア(ウェイクアップマギーの2011)、1600m超の新馬としてはもっとも高い78.8を6月30日の福島5R(2歳新馬・芝1800m)でマークしたパシフィックギャル(アイランドファッションの2011)あたりも今後が楽しみな存在。ご自身の所有ポイントと相談しつつ、入札を検討してみてください。
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(伊吹雅也のPOG分析室は毎月10日頃に更新されます)
■執筆者プロフィール
伊吹 雅也(いぶき・まさや)
埼玉県桶川市在住のフリーライター、コピーライター、競馬評論家。的確でわかりやすいデータ分析に定評があり、現在は『JRAホームページ』内「今週の注目レース」で“データ分析”のコーナーを担当しているほか、さまざまなメディアに活躍の場を広げている。競走馬への一口出資やペーパーオーナーゲーム(POG)にも造詣が深く、現4歳世代のPOGでは、参加したすべてのドラフト(いずれも参加者20名以上)においてジェンティルドンナの単独1位指名に成功。現3歳世代も“赤本”こと『POGの達人』(光文社)誌上においてカミノタサハラ、コディーノ、フラムドグロワールらを推奨し、推奨馬の獲得賞金ランキング(皐月賞終了時点)で1位を獲得した。近著に『門外不出! 投票データから分かった! WIN5の鋭い買い方』(東邦出版)、『WIN5(五重勝)ほど儲かる馬券はない!! 少点数で驚愕配当をモノにする絶対的セオリー(競馬王新書)』(白夜書房)。