<美浦トレセン>
マスカレードボールは抜群の切れ味を武器に、デビューから2連勝中。この日は、Eコース(ダート)から坂路(4ハロン66秒1)へ向かった。「先週、先々週と時計は出ていますが、息は上がっていません。体調は悪くありませんよ」と大村助手。「コーナリングに手間取ったり、真面目に走っていない部分はありますが、そのぶん伸びしろもあります。相手は強くなりますが、どれぐらいやれるか」と楽しみにする。
辛勝ながら未勝利戦を勝ち上がった
ジュンアサヒソラが、さらに状態をアップさせている。「まだこれからの馬。それでも一戦ごとに良化。広い東京が合っていて、狭い中山でどう対応するかが鍵。でも素質があり、距離が延びていいタイプ。どんな競馬をしてくれるか、楽しみ」と高柳瑞調教師笑みを浮かべる。
オークス2着
ベッラレイアの子。力を秘めていることは確かだ。
百日草特別勝ちの
ショウナンマクベスも好ムード。「先々週の動きはモタモタしていたので、先週ビシッといったが、ハードな稽古に耐えて息遣いも良く、思った以上。前々でやれて競馬は上手。トリッキーな中山は合う。馬場が悪くなっても問題なく、条件はそろっている」と武市調教師は期待感十分に話した。
3冠牝馬
アパパネの子で、新馬戦を期待通り勝ち上がった
アマキヒがさらに良化気配だ。「まだ緩さが残るなか、しっかり勝ってくれた。これからさらに良くなるが、素質は確か」と国枝師は期待のほどを口にしてから、「フワフワして本気で走っていない面はあるが、それでいて相手に体を併せていくとヤル気になる。徐々に前向きさが出てきているのはいい。競馬を見ると中山は合う。追い切りはしっかりやってレースに備えたい」と続けた。