札幌2歳Sの覇者
マジックサンズが、「第41回
ホープフルS」で2歳中距離王の座を狙う。その前走で負かした
アルマヴェローチェが
阪神JFで2歳牝馬の頂点を奪取したが、今度はこの馬が来春のクラシックへ飛躍するか。
須貝尚介調教師(58)の言葉にも気合がこもってきた。
――2戦目の
札幌2歳Sで重賞V。先日の
阪神JFを制した
アルマヴェローチェをハナ差退けた
「時期的にまだ早いと思っていたし、レースでは早仕掛けの感じもしたが、しっかり勝ってくれた。2着の
アルマヴェローチェが
阪神JFを勝ったことで、改めて能力があることが証明された」
――今回は4カ月ぶりの実戦
「時間をかけてゆっくり調整してきた。真面目でどっしりとしていて、優等生なので調整はしやすい。ここへきて精神面の成長も感じる」
――1週前はCWコースで
リアライズオーラムと併せて一杯に追われ、クビほど先着
「1週前としてはいい負荷をかけることができたと思う。動きも良かった」
――最終追い切りはCWコースで馬なりの3頭併せ。6ハロン81秒1、ラスト1ハロン12秒0で最先着を果たした
「しっかり負荷をかけてきているので、直前は無理をしなくていいと思っていた。それでも引っ張り切りでいい時計が出た」
――無傷3連勝でのGⅠ初制覇がかかる
「中山は初めてだが、コースは問わない。センスが良くて、勝負根性もある。どんなレースをしてくれるか楽しみだ」
(夕刊フジ)