◆おとなしい気性がレースで爆発!〔16〕
ブライトエンブレム 坂路を4ハロン69秒6で上がってからゲート練習をこなした。阿部助手は「血統的には気性が悪そうだけど、とにかくおとなしくて扱いやすいんです。走り出したら気が乗るから、普段のおとなしいのがレースで爆発するんでしょうね」と、オンとオフの切り替えができる利口さを長所に挙げた。(16)番の枠順も「大外じゃなければどこでもいいですよ」と、気にしていなかった。
◆自在性を生かす〔2〕
ダノンプラチナ 角馬場からCWコースをキャンターで1周。馬体を大きく見せていた。「落ち着いていて追い切り前と雰囲気は変わりませんね。馬体も少し増えて470キロ台で出せそうです」と藤井助手は順調ぶりをアピールした。「枠順はどこでも問題ないです。どんな競馬でもできますから」と、センスの高さでGI獲りを狙っていた。
◆流れに乗れる枠〔3〕
コスモナインボール 未勝利から3連勝と勢いに乗っており、〔2〕枠(3)番の絶好枠に入った。坂路からWコースでキャンター調整。「((3)番枠なら)スムーズに流れに乗れると思う。追い切り後の反動もなく、雰囲気はいいですよ」と原田助手。土曜早朝に阪神競馬場に到着する予定だ。
◆自然体で大一番〔8〕
ナヴィオン 〔4〕枠(8)番に決定。「中山と違って阪神はスタートしてから最初のコーナーまでが長いし、あまり気にしなくていいんじゃないかな」と橋口調教師は淡々。この日は坂路で4ハロン66秒9。「追い切った後も特に変わりないよ」と自然体で大一番に臨む。
◆菱田騎手に期待〔15〕
タガノエスプレッソ 坂路で4ハロン70秒6をマーク。枠順は〔7〕枠(15)番。「外だけど、内で包まれるよりはいいかな。他を見ながらジワッと内々に入っていければ」と五十嵐調教師は見通しを語った。「オーナーの指名もあって(菱田騎手に)乗ってもらうことになった。中間も熱心に乗ってくれているし、手の内に入れているからね」と若武者の手綱にも期待を寄せていた。
◆右回り問題ない〔1〕
ネオルミエール 角馬場からダートコースを軽く周回した。「気持ちが充実して成長していますね。右回りも美浦の調教で乗っているから問題ないし、レースが楽しみです」と松本助手。枠順は「外めがいい」と話していたが、引き当てたのは〔1〕枠(1)番で思わず苦笑。「どこでも問題ないと思いますよ」と、気持ちを切り替えていた。
◆崎山師「いい枠」〔7〕
セカンドテーブル 京王杯2歳Sの勝ち馬はCWコースを1周。〔4〕枠(7)番と聞いた崎山調教師は、「いいんじゃない。スタートしてからテンに無理をしなくていい枠。後は乗り役に任せるよ」と笑顔だった。
◆使いながら成長〔9〕
アッシュゴールド ドリームジャーニーと
オルフェーヴルの全弟。坂路4ハロン68秒2と軽めに駆け上がった。追い切り後もカリカリした様子はなく雰囲気は上々だ。岩崎助手は「使いながら成長して、どっしり感が出てきました。いい状態です」と笑顔。〔5〕枠(9)番にも「阪神は直線が長いからどこでもよかったけど、(9)番なら真ん中ですからね。余裕を持って自分の競馬ができそうです」と満足そうだった。
◆積極策も視野に〔12〕
アクティブミノル 函館の2歳王者はCWコースで調整。枠順は〔6〕枠(12)番。「もう少し内の方がよかったけど、(後入れの)偶数はいいね」と北出調教師はうなずいた。「勝ったときは2回とも逃げているからね。他の先行馬との兼ね合いだけど、主張していった方がいいかな」と思案顔だった。
◆変わらず好気配〔17〕
ペイシャオブロー 福島2歳Sをレコードで快勝し、メンバー中最多タイの3勝馬は、〔8〕枠(17)番。美浦南のAコースをキャンターで1周半。単走で落ち着いており、高いレベルで状態をキープしている。「外すぎる枠になったが、この枠なりの競馬をするだけで特に問題はない。追い切り後も順調」と菅原調教師。
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