12月14日の中山5R(2歳新馬、芝2000メートル、15頭立て)は、C・ルメール騎手の
トリプルコーク(牡、美浦・
黒岩陽一厩舎)が中団追走から直線で鮮やかな伸び脚を見せ、単勝1.9倍の人気に応えた。タイムは2分1秒0(良)。
1馬身3/4差の2着に懸命に脚を伸ばした
ハニードレス(4番人気)。直線でいったん先頭に立った
ロールザダイス(3番人気)は2着からさらにアタマ差遅れた3着に粘り込んだ。
トリプルコークは父
キタサンブラック、母トゥーピー、母の父Intikhabという血統。半兄に15年の
京都新聞杯(GⅡ)を勝ち、
日本ダービーで2着に入った
サトノラーゼン(父
ディープインパクト)や、17年
チャレンジC(GⅢ)を勝った
サトノクロニクル(父
ハーツクライ)がいる。
◆ルメール騎手(1着
トリプルコーク)「道中は冷静に走れていた。最後加速をしてくれたし、トップスピードはいいものを持っている。距離はこのくらいもいいけど、もう少し延びても問題ない」
◆
黒岩陽一調教師(同)「先行集団につけてから最後は外に持ち出して、レース運びが上手でした。小柄でも大きなストライドで走ることができて、トップスピードに乗ってからも良かった。夏を越して成長してきたのでまだ奥行きがある馬だけど、現段階で結果を残せて安心しました。現状は成長途上だけど、いいところまで行ってくれると思います」