<栗東トレセン>
トータルクラリティは
新潟2歳Sを制した。残り200メートルで先頭に立ち、その後
コートアリシアンにかわされたが、差し返す勝負根性を見せた。無傷の3連勝へ、池添調教師は「負けん気の強さを見せてくれて、内容もよかった。ここまでは順調に来ているし、力の要る馬場は血統的にこなせると思います」と意気込む。
京都の未勝利戦(1800メートル)、黄菊賞を2連勝の
ミュージアムマイル。前走はややスタートで立ち遅れたが、その後は流れに乗って3馬身差で圧倒したようにポテンシャルは高い。高柳大調教師は「本当にいい馬。ゲートもよくなっているし、いい状態を保てている。長く使う脚もあるので、外回りもいい」と力が入っている。
小倉2歳Sの覇者
エイシンワンドは、重賞2連勝を狙った
京王杯2歳Sで8着。全2勝は芝1200メートルで挙げており、距離延長が鍵を握りそうだ。大久保調教師は「やってみないとわからない部分もあるが距離は何とかもってほしい」と話した。
未勝利ながら賞金上位の
クラスペディアは、
京王杯2歳Sで5着。この日は坂路を軽やかに駆け上がり、追い切りに備えた。今年3月に開業し、GⅠ初挑戦となる河嶋調教師は「気が入ってきていますけど、ちょうどいいと思います。この馬のリズムで運べれば」と語った。