朝日杯FSの「俺のチェックポイント」初日は、大阪サンスポの北池良輔記者が
タイセイカレントに注目した。前哨戦の
サウジアラビアRCでは今回、最有力と目される
アルテヴェローチェから0秒1差の2着。逆転の可能性はあるのか、陣営の手応えを探った。
阪神JFを勝ったのは
アルマヴェローチェ。
朝日杯FSで人気の中心になりそうなのは
アルテヴェローチェ。頭がこんがらがりそうだ。それはともかく、アルテは堅い主役なのか? つけいる隙はないのか? 前哨戦の
サウジアラビアRCでアルテの2着だった
タイセイカレントに注目した。
「細かいところを言えばきりがありませんが、現時点の2歳ということを思えば、全体的に言うことはありませんよ」
担当の柿崎助手は前向きに切り出した。中京新馬戦(芝1600メートル)を逃げ切り、前走は出遅れながらもメンバー上がり最速の末脚で0秒1差に迫った。「馬群をぬうようにして来ましたから。脚はあると思います」という自在性は強みだ。
中間にゲート練習をこなし、課題も克服中。5日は坂井騎手を背に、栗東CWコースで6ハロン82秒5-11秒2を計時した。「鞍上は『夏に比べて、いい馬になっています』と言っていました」と成長も伝えてくれた。
前向きな感触が伝わってきた。
阪神JFでは1番人気
ブラウンラチェットが16着敗退。力量比較の難しい2歳GⅠ。勝ったアルマは前走2着だった。今回も巻き返しがあるかも。雌雄はまだ決していないと見た。(北池良輔)