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【今週の重賞 見どころ狙いどころ】京成杯

 東西の現場記者が週末の重賞レースの焦点を語り合う「今週の重賞 見どころ狙いどころ」。今回は日曜に中山競馬場で行われる京成杯を討論。東京サンスポの漆山記者はビターエンダー、大阪サンスポの斉藤記者はロールオブサンダーを有力候補に挙げた。

 斉藤 皐月賞と同じ舞台で行われる京成杯。クラシックを占う意味でも注目だけど、今年は結構いいメンバーだね。

 漆山 美浦でムードがいいのは東京の未勝利戦を3馬身差で勝ったビターエンダーです。「ソエが治まって状態はすごくいい。追い切りの動きも文句なし。右回りに替わっても問題ないし、クラシックに出走させたい」と相沢調教師は意気込んでいます。

 斉藤 デビュー戦を5馬身差で楽勝したスカイグルーヴも、かなり素質を秘めていそう。曽祖母エアグルーヴ、祖母アドマイヤグルーヴという血統背景も魅力だな。

 漆山 木村調教師は「競馬の形としては少し雑だったけど、ラスト1ハロンでグイッと伸びた」と評価していました。ただ、やはりこの血統らしく、気持ちの面で難しいところがあるようなので、そのあたりが2戦目でどうかですね。

 斉藤 関西馬ではロールオブサンダーが好気配。前走の京都2歳Sは3着に敗れたけど、上位2頭が強かった。中間も在厩で入念に調整されており、橋口調教師は「前走時よりも体にメリハリがついて、さらに良くなっています」と前向きだった。先行力を生かせる中山コースも合いそう。

 漆山 出世レースのエリカ賞を歴代最速の2分0秒6で制したヒュッゲは、先々まで楽しめそうな素材。同型との兼ね合いや中山替わりなどの課題もありますが、あっさりがあっても不思議ではないでしょう。

 斉藤 友道調教師は「使いながら良くなっている。皐月賞向きのタイプだし、ここでいい競馬ができれば今後が楽しみになる」と期待していたよ。

 漆山 2頭出しの鹿戸厩舎では、馬体が減って帰厩したという芙蓉S2着のウインカーネリアンより、ヴィアメントに注目。「本当に順調。雨が降って前走のように馬場が渋れば面白いよ」とトレーナー。連続開催後半の荒れ馬場も合いそうです。



京成杯の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載
2020年1月14日(火) 05:06
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