今週のGIは阪神で2歳女王決定戦「第71回
阪神JF」(8日)が行われる。新馬→重賞を連勝した3頭が覇を競う展開となりそうだが、牡馬相手に強烈な勝ち方をしてきたのが
ウーマンズハート。無傷V3で女王の座をつかめば、クラシックの頂が大きく近づいてくる。
夏の新潟で、
ウーマンズハートはすさまじいほどの勝ちっぷり。新馬戦は上がり3F32秒0。
新潟2歳Sでは32秒8の切れ味を発揮して、牡馬を相手に性能の違いをアピールした。
夏からはじっくりと間隔を空けて、GIを目標に待機。「新潟のあとは放牧に出ていて、帰厩してからは1カ月半乗り込んできた。攻め馬をしてもカイ食いが落ちないから調整がしやすいんだ」と、西浦調教師は状態に自信を持つ。
先週のCWコースは3頭併せで意欲的に動き、6F83秒0、ラスト1F12秒2をマーク。内の4歳2勝
ファステンバーグに2馬身半、中の2歳未勝
テゴナに2馬身あっさり先着した。「しっかり十分にやれた。レース週は(ビュイック)ジョッキーに感触を確かめてもらう」と思惑どおりだ。
初の阪神コースを前にしても、「右回りもけいこの感じからは心配ないね。メンタル面も、中2週で新潟に2回輸送しても大丈夫だったので強いと思う。2戦を見ても掛かる感じはないので、スローになっても問題はないし、とにかく瞬発力があるから」と自信ばかりが伝わってくる。
メンバー中、無傷重賞馬はほかにも
リアアメリア(
アルテミスS)、
レシステンシア(
ファンタジーS)がいるが、派手さでは一枚上。来年の桜と同じ舞台で、女王候補No.1の実力を示したい。(夕刊フジ)
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