(第90回
日本ダービー、5月28日、東京11R、GⅠ、3歳オープン、芝2400メートル=フルゲート18頭)
世代の頂点を極めた
タスティエーラを所有する(有)キャロットファームの秋田博章社長(75)は、「
皐月賞とは明らかに違いましたね。今週の調教は一番いいと思っていました。いいポジションで抜けるタイミングも良く、ジョッキーもイメージした通りの騎乗ができたのではないでしょうか」と初コンビで最高の結果を出したレーン騎手にたたえた。今後については「2択でしょうね。
菊花賞(10月22日、京都、GⅠ、芝3000メートル)か、
天皇賞・秋(同29日、東京、GⅠ、芝2000メートル)か。トライアルを挟むかなどは状態を含めてみていくと思います」と見通しを口にした。
生産者であるノーザンファームの津田朋紀場長(46)は「(育成時に)またがっての評価がとにかく高い馬で、大事にしていこうとみんなで話していました。晩成のところがあるので、さらにまだ能力を発揮してくれるのではないのかと思います」と高い将来性に期待を寄せている。
半妹の2歳馬スパルティート(父ブリックスアンドモルタル)は同じキャロットファームの所有で、美浦・
和田正一郎厩舎に入厩予定。1歳には
レイデオロ産駒の半妹がいる。また、母パルティトゥーラは今春、
タスティエーラと同じ
サトノクラウンを配合されて受胎している。