2月4日の小倉9R・かささぎ賞(3歳1勝クラス、芝1200メートル)は、5番人気でバウルジャン・ムルザバエフ騎手とコンビを組んだ
トールキン(牡、栗東・
西園正都厩舎)が好位追走から抜け出して快勝した。タイムは1分8秒3(良)。
3馬身差の2着は逃げた
トレンディスター(1番人気)。さらにクビ差の3着には
アスクドリームモア(3番人気)が入った。
レースは2番人気の
ジューンオレンジが大きく出遅れる波乱の幕開け。人気の
トレンディスターがハナを切り、外から
ユカリプレリュードがピタリとマークする。3番手に
アトモストリミッツとトールキンが続き、やや離れた5番手を
プライムレートと
アスクドリームモアが追走した。
トレンディスターが
ユカリプレリュードを振り切って逃げ込みを図ったが、直線半ばでトールキンがあっさりと捕らえて先頭へ。そのまま押し切ってうれしい2勝目をマークした。
◆バウルジャン・ムルザバエフ騎手(1着 トールキン)「能力通りだと思います。前走は無理をしていったのもあったはず。リズム良く行かせました。小倉では強い勝ち方をしていましたからね。上のクラスでもこの馬のリズムで走れれば楽しみです」
◆
西園正都調教師(同)「時計も優秀。楽しみです。
ビッグシーザーと2頭でマーガレットSに行ければと思っています」
トールキンは、父
ダイワメジャー、母エルビッシュ、母の父
キングカメハメハという血統。通算成績は5戦2勝となった。