第85回
日本ダービー(27日、東京10R、GI、3歳オープン国際(指)、セン馬不可、定量、芝2400メートル、1着本賞金2億円 =出走18頭)
福永祐一騎乗の5番人気
ワグネリアンが好位から直線で力強く抜け出してGI初勝利。
2004年
キングカメハメハ、05年
ディープインパクト。16年
マカヒキに続く制覇となった金子真人オーナー(74)=(株)図研代表取締役社長=は、馬主としてサンデーレーシング(3勝)を超えるダービー単独最多の4勝目となった。父がディープ、母の父がキンカメと自身が所有したダービー馬の結晶のような血統馬。ゴール前の激しい攻防には、われを忘れて声を張り上げた。「最後はユーイチ、ユーイチって叫んでしまって。彼はパドックで自信ありげに“積極的に行く”って言ってましたから、その通りの展開につい…。勝った瞬間は飛び上がってしまいました」。
検量室前で泣きじゃくる友道調教師と抱き合って喜びを分かち合うと、オーナーの目からも涙が。「ウルッと来ちゃって。もらい泣きかな」。ひとしおの勝利だったのだろう。
生産したノーザンファームは、4年連続のVで単独トップの通算9勝目。その強さについて吉田勝己代表(69)は「数多く出す。これが大事(今回も9頭出し)」と、今年も1、3~5着と掲示板をほぼ独占した。
ワグネリアンの2歳の全弟
カントルは栗東・藤原英厩舎からデビューする。
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