29日の東京7Rベゴニア賞(2歳500万下、芝1600メートル)は、アンドレアシュ・シュタルケ騎手騎乗の8番人気
ニシノジャーニー(牡、美浦・
根本康広厩舎)が差し切って快勝。新種牡馬
ドリームジャーニー産駒として初のオープン馬となった。タイムは1分34秒0(良)。
マイネルハニーがダッシュ良く先手を取り、よどみないペースでの逃げ。離れた2番手に
ティソーナがつけて、
ファジーネーブルもその後ろに続く。人気の
ルノートルもレース中盤から徐々に前との差を詰めて3番手まで進出した。
マイネルハニーは快調に逃げて直線に向いても後続とのリードを保っていたが、坂を上がったところで外から2頭が猛追。2番手から
ティソーナも迫ってきたが、そのさらに後ろからグイグイ伸びてきた
ニシノジャーニーがまとめて2頭をかわし、鮮やかな差し切り勝ちを演じた。1/2馬身差の2着が3番人気の
ティソーナ。さらに1馬身1/4差の3着が2番人気の
マイネルハニーだった。
ニシノジャーニーは、父
ドリームジャーニー、母ピュアーフレーム、母の父Silver Deputyという血統。通算成績は4戦2勝となった。
シュタルケ騎手は「スタートが良く、折り合いがついて中団で流れに乗れました。この馬のリズムで脚をためて、いい内容でしたね。モタれる癖を事前に聞いていたので、内でうまく矯正できました。体は小さいですが、いい切れ味を持っていますね」と父譲りの小柄な体と抜群の決め手を評価していた。