29日の京都5R2歳新馬(芝1800メートル)は、
秋山真一郎騎手騎乗の2番人気
ジュエラー(牝、栗東・
藤岡健一厩舎)が直線外から鮮やかに差し切って快勝した。タイムは1分48秒8(良)。
ナンヨートゥループと
ヒナワジュウが好スタートが先行策。
デスマッチ、
オースミマルス、
ナムラルパンなどが続き、人気の
サンテルモは先行馬群を見る形で中団の後ろからレースを進めた。直線に向くと、好位にいた
ナムラルパンが内を突き、中団から早めに仕掛けた
アドマイヤキズナが外から抜け出しを図るが、これらを外からまとめて差し切ったのが
ジュエラー。道中は後方から4番手あたりを進んでいたが、勢いがつくと1頭だけ全く違う脚いろで末脚を伸ばし、最後は2馬身1/2差をつけて快勝した。2着は4番人気の
アドマイヤキズナ。さらにクビ差の3着には3番人気の
ナムラルパンが入っている。
ジュエラーは、父
ヴィクトワールピサ、母バルドウィナ、母の父Pistolet Bleuという血統。母は仏GIIIペネロープ賞の勝ち馬。姉
ワンカラットはGII
フィリーズレビューなど重賞4勝。
秋山騎手は「調教よりも実戦で良かったですね。長くいい脚を使ってくれましたし、距離が延びても問題ないと思います」と鮮やかな差し切り勝ちをにこやかに振り返っていた。
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