29日の東京4R2歳新馬(芝1800メートル)は、
柴田善臣騎手騎乗の1番人気
リンクス(牡、美浦・
二ノ宮敬宇厩舎)が中団追走から直線楽に抜け出して快勝した。タイムは1分49秒2(良)。
ユーキャンゴーゴーがダッシュ良く先頭を奪い、
マテンロウゴースト、
ニシノタカラモノ、さらに外から
エネルタカオーなどが2番手を併走。少し離れた位置に
ピックミータッチ、
マイネルレジストル、
アップクォークなどが続いた。直線に向くと2番手から
マテンロウゴーストが抜け出しを図るが、道中で中団にいた1番人気の
リンクスが抜群の瞬発力を見せて外からあっという間に接近。軽い仕掛けだけで
マテンロウゴーストをかわすと、あとは内の手応えを見ながら余裕しゃくしゃくの脚いろで最後まで楽に押し切り、人気に応えた。ほとんど追うところがない勝ちっぷりで、着差(3/4馬身)以上の強さを示している。2着は3番人気の
マテンロウゴースト。さらにクビ差の3着には2番人気の
ピックミータッチが入っている。
リンクスは、父
アドマイヤムーン、母ベライシム、母の父Lion Cavernという血統。母は英GIIIシュプリームSの2着馬。祖母の兄には米2冠馬Risen Starがいる。
柴田善騎手は「少しブレのあるアクションなので、ゆっくりとした競馬をして、しっかりと反応してくれました。普段はうるさいところがありますが、落ち着いてレースを運んでくれました。いい素質を感じるので、いい形で成長してくれれば」とさらなる良化を望んでいた。
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