マイネルチケットは全4戦ともに左回りで
サウジアラビアRC3着、
京王杯2歳S2着と重賞で好走を続けている。2カ月半ぶりとなるが、3日に栗東坂路で4ハロン51秒8の自己ベストをマーク。宮調教師は「いい意味で状態を維持できている。左回りで結果を出しているし、距離もちょうどいいと思います。相手次第ではありますが、チャンスはあると思っています」と力を込める。
朝日杯FS5着の
アルテヴェローチェは、川田騎手との新コンビで参戦する。1番人気に支持された前走は、後方追走から直線で追い上げて意地は見せた。須貝調教師は「レース後の様子を見て(出走を)決めました。前走はペースが遅くて、ジョッキーも苦労していた。先週(3日)は坂路で51秒台も出ているし、最終追い切り(9日)はそこまでやらなくてもいいでしょう」と語った。昨年の
サウジアラビアRCに続く、重賞2勝目を狙う。
タイセイカレントは2走前の
サウジアラビアRCで2着に食い込んだが、前走の
朝日杯FS15着。大外枠からのスタートに加え、初めての多頭数でリズムに乗れず不完全燃焼だった。新馬戦を逃げ切った舞台で重賞初Vを狙う。矢作調教師は「走り切っていないのでダメージはなさそう。道中も若さが出ました。
レジェンドに頼んでいますから」と当レース最多8勝を挙げる
武豊騎手との新コンビに期待を寄せた。
過去10年で3勝を挙げる牝馬の
マイエレメントは
アルテミスS5着。スタートで後手に回りながら、メンバー最速の上がり3ハロン32秒8の末脚で猛追した。4日には栗東CWコースでラスト1ハロン11秒0(6ハロン82秒8)とシャープに伸びて、活気あふれる動きを見せている。福永調教師は「気性的には難しさはありますが、単純に能力が高い。馬格があって動きもいい」と高く評価する。