★GI馬を多数輩出する出世レース 今年は1戦1勝の5頭を含む9頭が登録
16日の東京では東京スポーツ杯2歳Sが実施される。過去の優勝馬28頭のうち、半数にあたる14頭がその後JRA・GIを制しているように出世レースとして知られており、来年のクラシックに向けて重要な一戦となる。また、1戦1勝の馬が優勝することが多く、過去10年では5勝を挙げている。
今年は
クロワデュノール(牡、栗東・
斉藤崇史厩舎)、
サトノシャイニング(牡、栗東・
杉山晴紀厩舎)、
ジーティーマン(牡、栗東・
小栗実厩舎)、
デルアヴァー(牡、栗東・
松永幹夫厩舎)、
レッドキングリー(牡、美浦・
木村哲也厩舎)と5頭の1戦1勝ち馬を含む9頭が登録しているが、出世レースを制して来年のクラシック戦線の主役候補に名乗りをあげるのはどの馬だろうか。なお、
デルアヴァーが勝てば、レース史上初の外国産馬による勝利となる。
★新種牡馬
サートゥルナーリア産駒の
レッドキングリー 2歳リーディングトップの
キズナ産駒は2頭が登録
東スポ杯2歳Sに登録している
レッドキングリー(牡、美浦・
木村哲也厩舎)は、新種牡馬
サートゥルナーリアの産駒だ。
サートゥルナーリア産駒は11月14日現在、JRA競走で20勝を挙げており、JRA新種牡馬リーディングで首位ナダルと僅差の2位となっている。
レッドキングリーは10月5日の新馬戦(東京)1着以来の出走となるが、
サートゥルナーリア産駒初のJRA重賞制覇を遂げることができるだろうか。なお、
レッドキングリーにはC・ルメール騎手が騎乗する予定だ。
また、11月14日現在、 JRA2歳リーディングサイヤーランキングでトップを走る
キズナの産駒は、
サトノシャイニング(牡、栗東・
杉山晴紀厩舎)、
ニシノイストワール(牡、美浦・
鹿戸雄一厩舎)の2頭が登録している。現2歳世代の
キズナ産駒は20頭が勝ち上がり、
マジックサンズが札幌2歳Sを、
ブラウンラチェットがアルテミスSを制しているが、今年のJRA2歳重賞3勝目となるだろうか。なお、
サトノシャイニングを管理する
杉山晴紀調教師は、JRAで8月31日から11週連続勝利中だ。