新潟では26日、「第38回
新潟2歳S」が行われる。直線が長い実力勝負のマイルで、粒ぞろいの若駒たちが覇を競う。
アンブロークンは6月24日の東京芝9FでデビューV。道中2番手から抑え切れない手応えで4角先頭に立ち、右ステッキ一発で後続を振り切った。「余裕があったし、着差以上に強い内容だったと思います」と石川騎手。V時計は平凡だが、追えば追うだけ伸びるといった雰囲気は大物感たっぷり。3、5着馬が次走で勝ち上がりと、レースのレベルも高かった。
先週も主戦が跨がり、Wコースで5F67秒0の好時計。重賞2勝の
セダブリランテスに食らいついて併入し、身体能力の高さと非凡な根性をアピールした。「さすがの動き。テンションも上がっていないし順調です」とジョッキーはうなずく。
手塚調教師にとっては、昨年1番人気12着に終わった
ムスコローソのリベンジもかかる。「
アンブロークンは心配事なく臨めるし、1600メートルのほうが乗りやすいと思う。久々に大きいところを狙えそうな期待感を抱いているし、初戦のパフォーマンスならここでも好勝負になるはず」
馬名は“不屈の男”。関西馬の3連覇を阻止して、東のクラシック候補に名乗りをあげたい。(夕刊フジ)
★
新潟2歳Sの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載