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伊吹雅也のPOG分析室 (2017) ~第4回 未出走の有力馬をピックアップ~
本題へ入る前に、前シーズン「ウマニティPOG 2016」で生まれたウマニティPOG史上初の快挙を紹介したいと思います。達成したのは現在スペシャルワールドに所属しているえ~ちゃん。さん。5月28日の日本ダービー(3歳GⅠ・東京芝2400m)を仮想オーナー馬のレイデオロが制したことにより、「全GⅠ制覇」のレイを獲得した最初のユーザーとなりました。え~ちゃん。さんの仮想オーナー馬はこれまでに阪神ジュベナイルフィリーズ、朝日杯フューチュリティステークス、ホープフルステークス、桜花賞、NHKマイルカップ、オークス、日本ダービーで各1勝、皐月賞で2勝をマーク。サービス開始からわずか4シーズンのスピード達成です。
各プレイヤーがこれまでに勝ったJRAの重賞は「POGスタンプ」の欄で確認できますから、この機会にぜひ皆さんもチェックしてみてください。ちなみに、私が獲得した達成スタンプは現在のところGⅢ×5、GⅡ×1、GⅠ×2の計8個。「ウマニティPOG 2014」のスペシャルワールドで優勝、GⅠも計4勝(NHKマイルカップ、オークスを各2勝)と我ながら決して悪くない成績だと思うのですが、この「POGスタンプ」に関してはほとんど埋められていません。そもそも、この「POGスタンプ」を知った時点では「ずいぶんとまた気の長い表彰システムだなぁ」「10年目くらいまでには達成者が現れるんだろうか」みたいなことを思っていましたからね(笑)。空前にしておそらく絶後の記録達成、本当におめでとうございます。
5シーズン目となる「ウマニティPOG 2017」は開幕から一か月が経過。既にJRAだけでも389頭の2歳馬がデビューを果たし、各ワールドのランキングにも少しずつ動きが出てきました。7月23日には函館2歳ステークス(2歳GⅢ・函館芝1200m)が行われ、世代最初のJRA重賞ウイナーが誕生する予定です。
既に仮想オーナー枠を使い切り、あとは見守るだけという方もいるはずですが、参加しているプレイヤーの大半は今後の入札がポイントと考えているはず。実際、仮想オーナー募集枠の開放スケジュールに合わせて有力馬を指名することができれば、将来的に優勝争いへ食い込むことも十分可能だと思います。そこで今回は、デビュー間近と思われる馬、すなわち現時点で未出走、かつ東西のトレーニングセンターに入厩している馬の中から、有力と思しき馬をまとめてみました。
本稿を制作するにあたり、私はまずJRA-VANのデータから「7月3日の時点で入厩している未出走の2歳馬」「東西のトレーニングセンターで坂路調教を行った未出走の2歳馬(競走馬として未登録の馬を含む。ただし7月3日時点で抹消済み、もしくは不在厩とされている馬を除く)」を抽出。今回はその中から注目すべきファクターごとに該当馬をご紹介しましょう。それぞれの一覧には重複もありますがご了承ください。
まずは「注目POG馬ランキング(2017/07/03 00:00更新)」で100位以内に入っていた該当馬から。末尾に付記したのは「注目POG馬ランキング(2017/07/03 00:00更新)」の順位、並び順は父名順→母名順です。
●イッツパーフェクト(牡/父Frankel×母パーフェクトトリビュート) ※75位
●シグナライズ(牝/父Frankel×母ワイルドココ) ※72位
●プリュス(牝/父ヴィクトワールピサ×母サラフィナ) ※47位
●ローザフェリーチェ(牝/父エンパイアメーカー×母ローズバド) ※82位
●レイエンダ(牡/父キングカメハメハ×母ラドラーダ) ※5位
●ジェネラーレウーノ(牡/父スクリーンヒーロー×母シャンハイロック) ※36位
●スヴァルナ(牡/父ステイゴールド×母ブルーミングアレー) ※79位
●ゴールドフラッグ(牡/父ステイゴールド×母ポイントフラッグ) ※55位
●グランデウィーク(牡/父スペシャルウィーク×母プロフェシーライツ) ※85位
●ダノンポピー(牝/父ダイワメジャー×母マネーキャントバイミーラヴ) ※44位
●ガールズバンド(牝/父ディープインパクト×母エレクトラレーン) ※76位
●フォックスクリーク(牡/父ディープインパクト×母クロウキャニオン) ※69位
●ヘンリーバローズ(牡/父ディープインパクト×母シルヴァースカヤ) ※11位
●スターリーステージ(牝/父ディープインパクト×母スターアイル) ※1位
●グレートウォリアー(牡/父ディープインパクト×母プラウドスペル) ※4位
●ワグネリアン(牡/父ディープインパクト×母ミスアンコール) ※62位
●アドマイヤデジタル(牡/父ノヴェリスト×母フサイチエアデール) ※63位
●パスティス(牡/父ハーツクライ×母ハヤランダ) ※49位
●グラマラスライフ(牝/父ハーツクライ×母プリティカリーナ) ※40位
●フラットレー(牡/父ハーツクライ×母リッチダンサー) ※3位
●カレンシリエージョ(牝/父ハービンジャー×母ベルアリュール2) ※86位
●ヴァルディノート(牡/父ヨハネスブルグ×母シシリアンブリーズ) ※80位
●イダエンペラー(牡/父ルーラーシップ×母アドマイヤセラヴィ) ※74位
●トゥザフロンティア(牡/父ロードカナロア×母トゥザヴィクトリー) ※9位
余談ながら、昨シーズンはほぼ同様のルールで作成したこの一覧にソウルスターリングやダンビュライトがいました。夏の2歳ステークスを目指すような馬だけでなく、来春のクラシック戦線から逆算してこの時期を選んだ馬もたくさんいるのでしょう。
今シーズンは「注目POG馬ランキング」1位のスターリーステージ(スターアイルの2015)が該当。まだ具体的な出走予定は発表されていないようですが、早ければ夏季競馬のうちにデビューを果たすかもしれませんね。グレートウォリアー(プラウドスペルの2015)、レイエンダ(ラドラーダの2015)といった“超”のつく良血馬も入厩済みです。
ここから先は、当コラムの今シーズン第1回「POG的データ分析」を参考に、有力と思われる馬を紹介していきます。
種牡馬別成績でダントツの存在だったディープインパクトの産駒は下記の通りでした。
●イルーシヴグレイス(牝/父ディープインパクト×母イルーシヴウェーヴ)
●マイスターシャーレ(牡/父ディープインパクト×母ウィステリアアーチ)
●ガールズバンド(牝/父ディープインパクト×母エレクトラレーン) ※76位
●ウォルビスベイ(牡/父ディープインパクト×母オヴァンボクイーン)
●プラーナ(牝/父ディープインパクト×母オウケンサクラ)
●ロードマドリード(牡/父ディープインパクト×母キャサリンオブアラゴン)
●フォックスクリーク(牡/父ディープインパクト×母クロウキャニオン) ※69位
●ダークナイトムーン(牡/父ディープインパクト×母サマーナイトシティ)
●アンチェイン(牡/父ディープインパクト×母サムワントゥラブ)
●グラウベン(牡/父ディープインパクト×母サンドリオン)
●ヘンリーバローズ(牡/父ディープインパクト×母シルヴァースカヤ) ※11位
●スターリーステージ(牝/父ディープインパクト×母スターアイル) ※1位
●カーボナード(牡/父ディープインパクト×母ディアマンティナ)
●ノーブルカリナン(牝/父ディープインパクト×母ノーブルジュエリー)
●グレートウォリアー(牡/父ディープインパクト×母プラウドスペル) ※4位
●ミッキーマインド(牡/父ディープインパクト×母マイグッドネス)
●ワグネリアン(牡/父ディープインパクト×母ミスアンコール) ※62位
●エストスペリオル(牡/父ディープインパクト×母メイキアシー)
●グローリーヴェイズ(牡/父ディープインパクト×母メジロツボネ)
●レッドランディーニ(牝/父ディープインパクト×母レッドメデューサ)
●オールフォーラヴ(牝/父ディープインパクト×母レディアルバローザ)
前出のスターリーステージ、グレートウォリアーに加え、ヘンリーバローズ(シルヴァースカヤの2015)も人気を集めていた一頭。現在開催中の3回中京でデビュー予定との報道もあり、今後はますます注目度がアップするでしょう。しかしその一方、いわゆる“POG本”などでそれほど大きく取り上げられていないディープインパクト産駒も多数いるので、このあたりから後の活躍馬がポンと出てくるかもしれません。
生産者別成績で突出ぶりが目立ったノーザンファームの生産馬は67頭います。こちらも人気の盲点になっている馬がいそうですから、主要な種牡馬の産駒を中心にチェックしてみてください。
●プリズマティコ(牝/父Medaglia d'Oro×母テルアケリー)
●ディアブライド(牝/父ヴィクトワールピサ×母アルウェン)
●アーデルワイゼ(牝/父エイシンフラッシュ×母アーデルハイト)
●ムーランナヴァン(牝/父エイシンフラッシュ×母シュペトレーゼ)
●サミットプッシュ(牡/父エイシンフラッシュ×母ブロードピーク)
●カラレイア(牝/父エンパイアメーカー×母ベッラレイア)
●ローザフェリーチェ(牝/父エンパイアメーカー×母ローズバド) ※82位
●アドマイヤツルギ(牡/父オルフェーヴル×母リュシオル)
●ネイビーアッシュ(牝/父キングカメハメハ×母ダイヤモンドディーバ)
●レイエンダ(牡/父キングカメハメハ×母ラドラーダ) ※5位
●タムロリバティ(牝/父キンシャサノキセキ×母タイキポーラ)
●スズカクイーン(牝/父クロフネ×母エカルラート)
●ベストヴォヤージュ(牝/父クロフネ×母シーズンズベスト)
●イダペガサス(牡/父ゴールドアリュール×母カロンセギュール)
●グーテンターク(牡/父ゴールドアリュール×母ジンジャーミスト)
●メリッサーニ(牝/父ゴールドアリュール×母ダイワオンディーヌ)
●サンドクイーン(牝/父ゴールドアリュール×母フィエラメンテ)
●タイセイビスタ(牡/父シンボリクリスエス×母マハービスタ)
●ディロス(牡/父ステイゴールド×母ラトーナ)
●エバージャスティス(牡/父スマートファルコン×母カリズマティックゴールド)
●レディバード(牝/父スマートファルコン×母シーズインポッシブル)
●ヘッドストリーム(牡/父ダイワメジャー×母アシュレイリバー)
●ガゼボ(牡/父ダイワメジャー×母アマルフィターナ)
●メジャーレート(牡/父ダイワメジャー×母スルーレート)
●ダノンポピー(牝/父ダイワメジャー×母マネーキャントバイミーラヴ) ※44位
●パストゥレイユ(牝/父ダノンシャンティ×母カドリーユ)
●イルーシヴグレイス(牝/父ディープインパクト×母イルーシヴウェーヴ)
●フォックスクリーク(牡/父ディープインパクト×母クロウキャニオン) ※69位
●ヘンリーバローズ(牡/父ディープインパクト×母シルヴァースカヤ) ※11位
●スターリーステージ(牝/父ディープインパクト×母スターアイル) ※1位
●グレートウォリアー(牡/父ディープインパクト×母プラウドスペル) ※4位
●ワグネリアン(牡/父ディープインパクト×母ミスアンコール) ※62位
●レッドランディーニ(牝/父ディープインパクト×母レッドメデューサ)
●ハイヒール(牝/父トーセンホマレボシ×母ドリームスケイプ)
●アイスフェアリー(牝/父ノヴェリスト×母アイスドール)
●アドマイヤデジタル(牡/父ノヴェリスト×母フサイチエアデール) ※63位
●ギルトエッジ(牡/父ノヴェリスト×母ランズエッジ)
●ミッキーアトアニ(牡/父ハーツクライ×母アトアニ)
●パスティス(牡/父ハーツクライ×母ハヤランダ) ※49位
●ハーツイグニション(牝/父ハーツクライ×母ビリーヴミー)
●グラマラスライフ(牝/父ハーツクライ×母プリティカリーナ) ※40位
●ローブレガリア(牝/父ハーツクライ×母ベルベットローブ)
●フラットレー(牡/父ハーツクライ×母リッチダンサー) ※3位
●アドマイヤテンプウ(牝/父ハービンジャー×母アステリオン)
●ヴェロニカグレース(牝/父ハービンジャー×母エンジェルフォール)
●オークヒルロッジ(牡/父ハービンジャー×母オークヒルパーク)
●ノームコア(牝/父ハービンジャー×母クロノロジスト)
●トーセンアルタイル(牡/父ハービンジャー×母ケアレスウィスパー)
●アングレーム(牝/父ハービンジャー×母シャラントレディ)
●ノストラダムス(牡/父ハービンジャー×母ソムニア)
●カレンシリエージョ(牝/父ハービンジャー×母ベルアリュール2) ※86位
●スールマカロン(牝/父ハービンジャー×母マカロンドナンシー)
●レンブランサ(牝/父ヘニーヒューズ×母パシオンルージュ)
●ドロップゴール(牡/父ヨハネスブルグ×母グローリアスデイズ)
●ヴァルディノート(牡/父ヨハネスブルグ×母シシリアンブリーズ) ※80位
●イダエンペラー(牡/父ルーラーシップ×母アドマイヤセラヴィ) ※74位
●パイオニアバイオ(牝/父ルーラーシップ×母アニメイトバイオ)
●ミッキーパパイア(牝/父ルーラーシップ×母スターシンフォニー)
●ハッピーオーキッド(牝/父ルーラーシップ×母ハッピーラン)
●テトラドラクマ(牝/父ルーラーシップ×母リビングプルーフ)
●ジャンティエス(牝/父ローエングリン×母アウトオブザウィム)
●アンフィトリテ(牝/父ロードカナロア×母アドマイヤフッキー)
●ヴェルスパー(牝/父ロードカナロア×母ヴェルザンディ)
●トゥザフロンティア(牡/父ロードカナロア×母トゥザヴィクトリー) ※9位
●ミッキーワイルド(牡/父ロードカナロア×母ワイルドラズベリー)
●ワークジュニア(牡/父ワークフォース×母グランプリソフィ)
●エンペラーズベスト(牡/父ワークフォース×母チャイナドール)
調教師別成績の上位組では下記の馬たちが既に入厩していました。
<藤沢和雄調教師>
●タワーオブロンドン(牡/父Raven's Pass×母スノーパイン)
●レイエンダ(牡/父キングカメハメハ×母ラドラーダ) ※5位
●フラットレー(牡/父ハーツクライ×母リッチダンサー) ※3位
●レッドオールデン(牡/父ルーラーシップ×母リーチフォーザムーン)
<池江泰寿調教師>
●スヴァルナ(牡/父ステイゴールド×母ブルーミングアレー) ※79位
●トゥザフロンティア(牡/父ロードカナロア×母トゥザヴィクトリー) ※9位
<堀宣行調教師>
●エストスペリオル(牡/父ディープインパクト×母メイキアシー)
<友道康夫調教師>
●ワグネリアン(牡/父ディープインパクト×母ミスアンコール) ※62位
●アドマイヤデジタル(牡/父ノヴェリスト×母フサイチエアデール) ※63位
●アップファーレン(牝/父ハードスパン×母アブソリューション)
●クアトレフォイル(牡/父ルーラーシップ×母シャムローグ)
<角居勝彦調教師>
●ロードマドリード(牡/父ディープインパクト×母キャサリンオブアラゴン)
●ヘンリーバローズ(牡/父ディープインパクト×母シルヴァースカヤ) ※11位
<矢作芳人調教師>
該当馬なし
個人的にもっとも面白いと考えているのはこのカテゴリーに属する馬たち。アップファーレン(アブソリューションの2015)など注目度の低い馬もいますが、トップ厩舎の貴重な馬房を確保しているわけですから、一定以上の素質を秘めている可能性が高いと考えていいはずです。