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伊吹雅也のPOG分析室 (2014) ~第6回 高指数を出した既出走馬
8月31日に行われた今シーズン2つ目のJRA重賞、新潟2歳ステークス(2歳GⅢ・新潟芝1600m外回り)を制したのはミュゼスルタン(アスクデピュティの2012)でした。スペシャルクラスのkmさんをはじめとする仮想オーナーの皆さん、おめでとうございます!
夏季競馬ラストウィークの今週末は、9月6日に札幌2歳ステークス(2歳GⅢ・札幌芝1800m)、9月7日に小倉2歳ステークス(2歳GⅢ・小倉芝1200m)が施行される予定。序盤戦のクライマックスと言っていいでしょう。
もっとも、2014-2015シーズンはまだ全体の1/4ほどを消化しただけ。所有枠を残している方も多いでしょうし、ほとんどのプレイヤーに優勝の可能性があります。ここから先の立ち回り次第でいくらでも順位を上げていけるのがウマニティPOGの醍醐味です。
今回は2歳のレースで各馬がマークしたU指数をベースに、今後の入札で注目しておきたい有望株をピックアップしてみました。なお、U指数の集計期間は8月24日終了時点、その他の情報は9月1日現在のもの。ぜひ参考にしてみてください。
集計期間内にもっとも高いU指数をマークしたのはノブワイルド(コウエイベストの2012)。8月2日の札幌1R(2歳未勝利・ダート1000m)で93.3をマークしています。このレースは2着以下に1.7秒の大差をつける圧勝でした。
ダート、それも1000mのレースと言うことで注目している方はさほど多くないかと思いますが、もともと芝のレースでデビューした馬ですから、こなせる可能性もゼロではないでしょう。極端にダート向きな馬だったとしても、ウマニティPOGは地方競馬での獲得賞金も集計対象になっていますから、ダートグレード競走で大活躍してくれればそれなりにポイントを稼げるはず。個人的にも注目している一頭です。
芝のレースに限ると、8月24日の新潟1R(2歳未勝利・芝1400m)を勝ったスマートプラネット(アンダルシアの2012)、同じく8月24日の新潟2R(2歳未勝利・芝1200m)を勝ったサフィロス(ダークサファイアの2012)の88.4が最高でした。
スマートプラネットは牝馬の最高記録でもあります。3戦目でようやく勝ち上がりを果たした形ですが、デビューからの2戦も1着馬との差はそれぞれ3/4馬身、ハナでしたから、まだまだ伸びしろはあるはず。牝馬であることを考えれば、芝1400mのレースを難なくこなしている点もプラスでしょう。
サフィロスは半姉に2013年のマーガレットステークス(3歳オープン・阪神芝1400m)を制したローガンサファイアがいる良血馬。デビュー戦(2着)は展開に泣いた印象ですし、兄姉も3歳を迎えてから本格化した馬が多く、これからさらに良化してきそうです。
現時点で未勝利の馬に限ると、8月24日の新潟1R(2歳未勝利・芝1400m)でスマートプラネットの2着に食い込んだメジャーフォルム(ビルアンドクーの2012)の87.5が最高。デビュー戦も小差の3着でしたから、順調なら遅かれ早かれ勝ち上がれるのではないかと思います。未勝利1着分のポイントが期待できるという意味では、既に勝ち上がった馬よりお得かもしれません。
ちなみに、オープンクラスのレースにおける最高記録も8月9日のクローバー賞(2歳オープン・札幌芝1500m)でトーセンラーク(タケイチゼットの2012)がマークした87.5。さすがに注目している方も多いと思いますが、今のところ1500m以上のレースに限れば2戦2勝ですし、今後の重賞戦線でも活躍を期待できるんじゃないでしょうか。
1600m以上のレースに限ると、7月27日の中京1R(2歳未勝利・芝1600m)で85.2をマークしたシングウィズジョイ(シングライクバードの2012)が最高記録。一般的なスピード指数と同じく、U指数も若い馬同士のレースでは高い数値が出にくいので、7月中にこの数字を叩き出した点も強調できます。まだ牝馬には先着を許していませんから、引き続き楽しみです。
なお、1700m以上のレースに限ると、8月23日の札幌1R(2歳未勝利・ダート1700m)を制したディアドムス(マイネランデブーの2012)の84.5がトップ。1800m以上のレースでは7月26日の福島1R(2歳未勝利・芝1800m)を勝ったコメート(ジューンブライドの2012)の82.8が最高でした。コメートは8月31日の新潟2歳ステークス(2歳GⅢ・新潟芝1600m外回り)でも4着に健闘していましたし、今後も中長距離戦線で活躍を期待できるんじゃないでしょうか。
新馬でマークしたU指数としては、6月22日の函館5R(2歳新馬・函館芝1200m)を制したマイネルエスパス(タイニープラネットの2012)の85.2が最高。ちなみに、2位の記録(84.7)を持っているのは7月19日の函館2歳ステークス(2歳GⅢ・函館芝1200m)を勝ったアクティブミノル(ピエナアマゾンの2012)です。マイネルエスパスは函館2歳ステークスこそ単勝1番人気の支持を裏切ってしまいました(5着)が、デビュー戦でこれだけ優秀なパフォーマンスを披露しているわけですし、レース条件次第では巻き返しを期待できると思います。
ちなみに、新馬も他のレースに比べると高いU指数を出しにくい条件。これから行われる新馬を評価する際は、マイネルエスパスやアクティブミノルの数値を参考にしてみてください。
伊吹雅也さんのPOGマイページはこちら
(次回のコラム更新は10月1日(水)になります。)
■執筆者プロフィール
伊吹 雅也(いぶき・まさや)
埼玉県桶川市在住のフリーライター、コピーライター、競馬評論家。的確でわかりやすいデータ分析に定評があり、現在は『JRAホームページ』内「今週の注目レース」で“データ分析”のコーナーを担当しているほか、さまざまなメディアに活躍の場を広げている。競走馬への一口出資やペーパーオーナーゲーム(POG)にも造詣が深く、現4歳世代のPOGでは、参加したすべてのドラフト(いずれも参加者20名以上)においてジェンティルドンナの単独1位指名に成功。現3歳世代も“赤本”こと『POGの達人』(光文社)誌上においてカミノタサハラ、コディーノ、フラムドグロワールらを推奨し、推奨馬の獲得賞金ランキング(皐月賞終了時点)で1位を獲得した。近著に『本当に儲かる騎手データブック 馬券の勝ち組は騎手を野次らない(競馬王新書EX008)』(ガイドワークス)、『門外不出! 投票データから分かった! WIN5の鋭い買い方』(東邦出版)、『WIN5(五重勝)ほど儲かる馬券はない!! 少点数で驚愕配当をモノにする絶対的セオリー(競馬王新書)』(白夜書房)。