いよいよ春の東京が開幕する。初週のメーンは
オークスTR「第50回
サンスポ賞フローラS」。3枚の優先チケットを目指して乙女同士の熱いレースが繰り広げられる。主役は
フラワーC3着の
ディアマイダーリンだ。
ディアマイダーリンは休み明けだった前走・
フラワーCで3着と好走。2着
アースライズにはハナ差届かず、惜しくも賞金加算を逃してしまったが、「勝った馬に断然有利な流れだったから。久々を考えればよく走っているよ」と、菊沢調教師の表情は明るい。
昨秋の赤松賞では2着
テンダリーヴォイス(アネモネS優勝)など
桜花賞組3頭を撃破。実力は折り紙つきだ。疲れが抜け切らず、2月の
クイーンCを回避したため
桜花賞には間に合わなかったが、ここで3着以内に入って
オークスへと駒を進めたい。
16日の追い切りは単走でWコース6F82秒5、ラスト1F13秒6(G前仕掛け)をマーク。
「併せると気持ちのスイッチが入ってしまうからね。暖かくなって無駄な肉が取れてきたし、トモも2歳時よりしっかりしてきたよ」と、自ら調教をつけたトレーナーは確かな上昇を感じ取っている。
昨年の
オークスを制した
ヌーヴォレコルトと同じ
ハーツクライ産駒で、距離延長は望むところ。「距離はまったく問題ない。3歳牝馬としては心肺機能はかなり上だ」と指揮官は自信満々。勝てば本番でも、東の秘密兵器として注目を集めそうだ。(夕刊フジ)
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