藤沢和厩舎からまたも大物登場だ。17日の新潟5R・新馬戦(芝・外1800メートル)は、北村宏騎乗の
ミッキーユニバース(牡、父
ネオユニヴァース)が単勝1.6倍の断然人気にこたえて3馬身差で圧勝した。タイム1分48秒8(重)。来春のクラシックが楽しみになる逸材だ。
524キロの雄大な馬体を躍らせ、
ミッキーユニバースがデビュー戦を楽勝。スケールの大きな走りからも今後が楽しみになってきた。
「スイッチが入らないまま勝ってしまった感じですね」
手綱を取った北村宏騎手が、完勝の内容に舌を巻く。好スタートからハナに立つと、外回り659メートルの長い直線も余裕たっぷりの手応え。最後は後続に差を詰められるどころか、突き放してしまった。ジョッキーは、「逃げるつもりはなかったけど、スタートを上手に出て、他馬が行かずに押し出される形に。少し物見していたけど、終始、冷静なままでしたね」と大人びたレースぶりを高く評価した。
今年の藤沢和厩舎は2歳馬3頭がデビューしてすべて新馬勝ち。6月15日の東京芝1800メートルを勝った
アヴニールマルシェ(牡、父
ディープインパクト)は
新潟2歳S(31日、新潟、GIII、芝・外1600メートル)に出走。
コディーノの半妹で10日の札幌芝1500メートルを勝った
カービングパス(牝、父ハービンジャー)はアスター賞(9月13日、新潟、500万下、芝・外1600メートル)で2勝目を狙う。