
4月26日の東京11Rで行われた日本ダービートライアル・第32回
青葉賞(3歳オープン、GⅡ、芝2400メートル、馬齢、13頭立て、1着賞金=5400万円)は、クリストフ・ルメール騎手と新コンビを結成した1番人気
エネルジコ(牡、美浦・
高柳瑞樹厩舎)が後方から豪快に追い込んで勝利。デビューから無傷の3連勝で重賞初制覇を果たした。タイムは2分24秒8(良)。
クビ差の2着には中団から脚を伸ばした
ファイアンクランツ(2番人気)が入り、勝ち馬とともに
日本ダービー(6月1日、東京競馬場、GⅠ、芝2400メートル)の優先出走権を獲得。
ゲルチュタール(4番人気)はしぶとく追い込んだものの3着に敗れ、大一番の切符へわずかハナ差だけ手が届かなかった。
青葉賞を勝った
エネルジコは、父
ドゥラメンテ、母エノラ、母の父Noverreという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は(有)シルクレーシング。管理する
高柳瑞樹調教師は初の
青葉賞V、騎乗したC・ルメール騎手は23年スキルヴィング以来2度目のVとなった。
◆ルメール騎手(1着
エネルジコ)「直線はずっと伸びてくれた。前の馬がずっとがんばっていたけど、最後に届いてくれました。レースが3回目でテンションが上がっていたけど、スタートしてすぐに落ち着いて、2400メートルも問題なかった。まだ経験がないし子供だけど、まだ良くなるし、ダービーはトライしないといけない。(自身の2000勝に)お待たせしました。ジョッキー(史上上位)10人のグループに入れました。みんなのおかげで2000勝できました」