
無傷の3連勝で
京都2歳Sを制した
エリキングは右第1指骨を剥離骨折して休養。復帰初戦がGⅠとなる。前走で2着に下した
ジョバンニが
ホープフルSでも2着で、世代上位の能力は秘めている。福永助手は「休み明け感があって、まだピリッとしないところから乗り始めて、週を追うごとに状態は良くなってきた感じです。現状で少し体重は増えていても、太くは見せていません」と現状を説明した。
共同通信杯覇者
マスカレードボールがひと追いごとに調子を上げている。10日には美浦Wコースで7ハロン99秒2─11秒2をマーク。一杯に追われる僚馬2頭をほぼ馬なりで退けた。手塚久調教師は「2週前の坂路は馬場が重くて動ききれなかったけど、1週前はきれいな馬場で、いい動き。そういう馬場で能力が発揮できるんじゃないかな。精神状態を含め、体調は良さそう」と好ムードを伝えた。
弥生賞ディープインパクト記念2着の
ヴィンセンシオは疲れを取るのに時間がかかり、帰厩の時期がやや後ろ倒しに。10日の1週前追い切りも美浦Wコースで5ハロン66秒0─11秒4で1馬身先着も、反応に鈍さが見られた。「いいときと比べると物足りなさを感じた。レースまでに少しでもベストの状態に近づけていきたい」と森一調教師。開業2年目で先週の
桜花賞を制した厩舎力で、どれだけ調子を上げていけるかが鍵だ。