12月21日の中山5R(2歳新馬、芝1800メートル、16頭立て)は、
横山武史騎手の2番人気
ジョスラン(牝、美浦・
鹿戸雄一厩舎)が先手を奪って押し切り。全兄に2021年の
有馬記念を制した
エフフォーリアがいる注目馬が、期待に応えて新馬勝ちを決めた。タイムは1分51秒2(良)。
1番人気に支持された
ウインスティーガは、いったん先手を奪ったものの2番手に控えて再び盛り返す形で2馬身1/2差の2着。さらに1馬身差の3着には好位から懸命に粘った
メルヘンライズ(6番人気)が入った。
ジョスランは、父
エピファネイア、母ケイティーズハート、母の父
ハーツクライという血統。全兄の
エフフォーリアは、2021年の
共同通信杯(GⅢ)、
皐月賞(GⅠ)、
天皇賞・秋(GⅠ)、
有馬記念(GⅠ)を制している。
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横山武史騎手(1着
ジョスラン)「僕にとって縁のある血統(全兄
エフフォーリア)で新馬戦を勝ててうれしいです。逃げるプランは正直ありませんでしたが、二の脚が想像以上に速くて、この子のリズムを優先した結果、この競馬になりました。このきょうだいにしては切れる脚がありますし、先々が楽しみです」
◆
鹿戸雄一調教師(同)「思った以上に強かったね。まだ緩いところがあって心配していたけど、能力で勝ってくれた。武史も上手にリズム良く走らせてくれたね。体形を見る限り、まだまだ距離が延びても大丈夫。性格がまじめなので、もう少しリラックスしてくれたら。大きいところに行きたいね」