第59回
シンザン記念(GⅢ、芝1600メートル、3歳)が13日、中京競馬場で行われる。2002年の
日本ダービー馬
タニノギムレットや牝馬3冠を達成した
ジェンティルドンナ(12年)、
アーモンドアイ(18年)が優勝馬に名を連ねる出世レース。今年はどの馬が優勝するのだろうか。
マイネルチケット(栗東・
宮徹厩舎、牡)は
サウジアラビアRC3着、
京王杯2歳S2着と重賞で連続して上位争い。ともに直線で一度は先頭に立つ、見せ場十分の内容だった。詰めの甘さは感じるものの、レース運びが安定しており、ここでも好勝負になりそうだ。
マイエレメント(栗東・
福永祐一厩舎、牝)は
アルテミスSで後方から最速の上がり3ハロン32秒8をマークして5着。展開に泣いた印象だ。いい瞬発力を持っており、レースが流れれば、まとめて面倒をみる力はある。
ラージギャラリー(栗東・
高橋亮厩舎、牝)は初めてのマイル戦だった前走で2着馬に3馬身差をつけて逃げ切った。スピードを生かす競馬が合っていたようだ。引き続き同舞台なら警戒が必要だろう。
カラヴァジェスティ(美浦・
奥村武厩舎、牡)は東京芝1400メートルの新馬戦で、最速の上がり3ハロン33秒3を駆使してV。初めての競馬ということもあるだろうが、少しエンジンのかかりが遅い感じがあったので、1ハロンの延長はプラスに出そう。
タイセイカレント(栗東・
矢作芳人厩舎、牡)は
朝日杯FSで15着。大外枠で前に壁を作れず、道中で折り合いも欠いては大敗も仕方ない。2走前の
サウジアラビアRCでは2着。巻き返す力はある。
リラエンブレム(栗東・
武幸四郎厩舎、牡)は京都芝1600メートルの新馬戦で、直線で楽々と抜け出して勝った。1馬身半差の勝利だったが、3着馬にはさらに3馬身差。能力の高さを感じさせる勝ちっぷりで、重賞でも面白いだろう。