<栗東トレセン>
ジャンタルマンタルは
皐月賞3着から中2週の参戦。「(間隔を)考慮して調整をしてきました。馬体重は変わっていませんが、いいシルエットになって、めりはりのある感じになってきました」と高野調教師は馬体の良化を強調する。昨年の
朝日杯FSを快勝しており、実績を残すマイルに戻って2つ目のタイトルを狙う。
ディスペランツァは、マイルに距離を短縮して1勝クラス、
アーリントンCと連勝中。勢いはピカイチだ。吉岡調教師は「(以前に乗った)ジョッキーが『マイルぐらいが良さそう』と言っていましたからね。クラシックは(賞金的に出走が)難しくなって(路線を)切り替えました。状態は変わらず、もうひとつ切れそうな感じもあります」と充実ぶりを伝える。
僚馬
ノーブルロジャーは、
シンザン記念でのちに
ニュージーランドTを勝つ
エコロブルームを撃破した。前走・
毎日杯(2着)から1ハロン短縮で、「マイルで走るのはわかっていますからね。スピードも足ります。輸送は問題ないですが、競馬だとわかっているぶん、落ち着いていければと思います」と指揮官は力を込める。
キャプテンシーは前走でまさかの16着。松永幹調教師は「スタートで遅れて、力むところがありました。馬場が悪かったのも影響したかもしれません。それでも負けすぎですし、力負けもあったと思います」と分析。「いい体だと思っていましたが、余裕もあったのかも。プール調教を取り入れ、負荷をかけています」と巻き返しを期す。