6月26日の阪神5R(2歳新馬、芝・外1800メートル、12頭立て)は、
C.ルメール騎手の2番人気
カルロヴェローチェ(牡、栗東・
須貝尚介厩舎)が道中は好位追走から力強く抜け出して勝利。デビュー勝ちを果たした。タイムは1分50秒2(良)。
2馬身差の2着には最内枠から大外に持ち出して伸びた
チャンスザローゼス(3番人気)が押し上げ、さらに1馬身1/4差の3着は2番手から抜け出して粘った
ゴッドファーザー(5番人気)。1番人気に支持された
ドゥラエレーデは好位から伸び切れず5着に敗れた。
◆ルメール騎手(1着 カルロヴェローチェ)「子どもっぽい馬ですね。きょうはいい勉強になりました。3番手で我慢して、直線でも真面目に伸びてくれました。いい能力で、直線も加速してくれました。秋が楽しみです」
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須貝尚介調教師「きょうは強豪ぞろいで、攻め馬も血統もみんなそれぞれだったけど、ここを狙っていて今後を考えようと思っていました。試金石で、メンバーもそろってというなかで、こういうパフォーマンスを見せてくれたというのは今後につながります。亡くなった大野社長と電話で競らせてもらった馬で、ぜひとも新馬勝ちを、と思っていました。オーナーが力をくれたのかな。今後は馬の様子を見て決めます。このパフォーマンスなら、少し伸びても短くても今のところは大丈夫そうですね」
カルロヴェローチェは、父シルバーステート、母スサーナトウショウ、母の父ロックオブジブラルタルという血統。祖母に芝短距離重賞5勝を挙げた
シーイズトウショウがいる。