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【アルテミスS】レース展望

 東京の土曜メインは2歳牝馬によるアルテミスS(30日、GIII、芝1600メートル)。阪神ジュベナイルフィリーズ(12月12日、阪神、GI、芝1600メートル)はもちろん、来春の桜花賞(4月10日、阪神、GI、芝1600メートル)に向けて重要な一戦となる。

 フォラブリューテ(美浦・宮田敬介厩舎)は8月7日の新潟新馬戦(芝1600メートル)で勝ち上がった。直線半ばまで中団で脚をためて、ラストは軽く仕掛けただけで2着に4馬身差をつけて圧勝。母ブルーメンブラットは2008年マイルチャンピオンシップの覇者で決め手の鋭さは母親譲り。同じ左回りのマイル戦なら大いに期待できる。

 ベルクレスタ(栗東・須貝尚介厩舎)は菊花賞タイトルホルダーと同じドゥラメンテ産駒。新馬戦は2着だったが、2戦目の8月1日新潟のマイル戦で順当に勝利を飾っている。

 ロムネヤ(美浦・国枝栄厩舎)は9月20日の中山新馬戦(芝1600メートル)で好スタートを切って逃げ切った。外からのプレッシャーにも臆することなく、着差クビ以上に強い内容だった。母ヤンキーローズは豪GI2勝。父はディープインパクトで東京に舞台が替わるのはプラスだ。

 同厩のサークルオブライフは2戦目の中山マイル戦を出遅れながら快勝。まだレースぶりは大味だが、スタミナ豊富で長くいい脚を使えるのがセールスポイントだ。

 シゲルイワイザケ(栗東・渡辺薫彦厩舎)は小倉で新馬勝ち(芝1800メートル)した後、前走のサフラン賞は12キロ増だったが、中山の急坂も克服して3着と上々の結果だった。輸送競馬を2度経験しているので精神的にもタフなタイプだ。

 ミント(栗東・友道康夫厩舎)は8月14日の新潟新馬戦(芝1600メートル)で初陣を飾った。後方から長くいい脚を使って勝ち時計も稍重で1分35秒2と上々だ。

 シンティレーション(美浦・池上昌和厩舎)は2走目の札幌芝1800メートル戦を逃げ切っている。小回りコースで器用に立ち回るセンスの良さをアピール。今回はワンターンの東京マイルに対応できるかが鍵だ。

 シンシアウィッシュ(栗東・吉村圭司厩舎)は8月22日の新潟新馬戦(芝1800メートル)で勝利した。上がり3ハロン33秒5の末脚を発揮して、長くいい脚を使って内容もよかった。

 他には2戦目の阪神芝マイル戦で勝利したヴァンルーラー(美浦・手塚貴久厩舎)、夏の新潟最終週の芝1800メートルの新馬戦を勝ったトーセンシュシュ(美浦・田村康仁厩舎)、12番人気ながら夏の新潟マイルの新馬戦を逃げ切ったボンクラージュ(美浦・矢野英一厩舎)の登録がある。



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2021年10月25日(月) 17:12
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