12月19日(水)の川崎競馬11Rで行われた第69回全日本2歳優駿(交流GI、2歳オープン、選定馬、定量、ダート・左1600メートル、14頭立て、1着賞金=3500万円)は、
北村友一騎手騎乗の5番人気
ノーヴァレンダ(牡2歳、栗東・斉藤祟史厩舎)が2番手追走から3コーナー過ぎに先頭に。直線は外で併走する
ガルヴィハーラを振り切り、ゴール前猛追する
デルマルーヴルをアタマ差振り切って2歳ダート王の座に就いた。タイムは1分42秒8(重)。
2着に好位から鋭く伸びた
デルマルーヴル(2番人気、JRA)、さらに1馬身半差遅れた3着に先行粘った
ガルヴィハーラ(1番人気、JRA)。
全日本2歳優駿は、シリーズ「JAPAN ROAD TO THE KENTUCKY DERBY」の第2戦。全4戦(他はカトレア賞=勝ち馬
メイクハッピー、ヒヤシンスS、伏竜S)の最多ポイント獲得馬が、来年5月4日の米GI
ケンタッキーダービー(チャーチルダウンズ、ダート2000メートル)に出走できることになっており、
ノーヴァレンダは今回の勝利で20ポイントを手にした。
全日本2歳優駿を勝った
ノーヴァレンダは、父
ダイワメジャー、母モンプティクール、母の父
クロフネという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、(有)キャロットファームの所有馬。通算成績は4戦3勝(デビュー戦は競走中止、地方成績は1戦1勝)。重賞初制覇。斉藤祟史調教師、
北村友一騎手ともに全日本2歳優駿は初優勝。
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北村友一騎手(1着
ノーヴァレンダ)「力があるのはわかっていましたが、コーナリングがじょうずではないので、その辺だけ気をつけて乗りました。少し馬も曲がりづらそうにしていましたが、能力でカバーしてくれたのでよかったです。クリストフ(ルメール騎手の
ガルヴィハーラ)を直線で振り切れたので力あるだなと思っていました。最後は詰め寄られた(
M.デムーロ騎手の
デルマルーヴル)のでヒヤッとしましたが、勝ててほっとしています。まだまだ幼い部分もあって、気性も体も成長する余地があると思っています。成長を楽しみに、無事にいってほしいなと思います」
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