上層部からの“社杯”的中指令に応えるべく奮闘するサンケイスポーツの現場記者たち。ともに1972年生まれで今月46歳になった柴田章利記者と内海裕介記者の2人が激論をかわすところに、大阪サンスポの斉藤弘樹記者(38)も加わった。混戦ムードが高まり、ついには軍資金の争奪戦まで勃発!? 特別企画は一旦終了し、22日のレース当日に結論を出す。
内海 おかしいな。
柴田 何だよいきなり。
内海 4月10日生まれの俺には、
皐月賞ででっかい誕生日プレゼントがあったのに、同じ年の3日後に生まれたお前には、何にもいいことない。
柴田 余計なお世話だ。大体、俺は社杯にかけているんだよ。
内海 で、どれを狙うの?
斉藤 栗東では、
フラワーC4着の
ウスベニノキミが穴っぽいですわ。
柴田 おい、突然出てくるなよ。
斉藤 やる気が伝わらない関東の昭和47年組だけだと不安だから…とデスクに駆り出されましたわ。
ウスベニノキミは2走前の未勝利戦でVに導いたM・デムーロ騎手が「スタミナが豊富。長いところならいいよ」とえらい褒めとったんですよ。
柴田 一応参考にするか。でも関西馬でもっと気になるのは
カーサデルシエロ。初戦は前が壁になったもので、普通なら負けているレース。
皐月賞Vの藤原英厩舎だぞ。
内海 でも、◎じゃないんだろ。
柴田 最終決断はギリギリまで悩むけど、現状の◎は
レッドベルローズだな。調子がすごく良さそう。不安といえばスタートだけかな。開幕週だし。
内海 前走は少頭数の大外で、ゲートに駐立させられる時間が短かったのが、良かったのかもしれないぞ。
斉藤 当たっている内海さんも、取材してはるんでしょ? 何か教えてくださいよ。