競馬のことは、やっぱり騎手に聞くのが一番! 毎年恒例となった、地方競馬の名手によるダービー予想を今年もお届けする。史上2人目の地方競馬通算7000勝を達成した的場文男騎手(60)=大井=や、スーパージョッキーズトライアル(6月5日・盛岡、同22日・園田)に参戦するトップジョッキーたちの真剣勝負。ぜひ、皆さんの予想のご参考に!!
17日に日本競馬史上2人目の通算7000勝を達成した大井競馬のレジェンド、的場騎手。今年も50勝で南関リーディング6位とトップクラスの活躍を続けている。そんな“帝王”の思い出のダービーは、14歳のときに見た1971年のヒカルイマイだそうだが、今年の◎は(7)
アルアインだ。
「自在性があるし、
皐月賞を勝っている。この馬が強いんじゃないかな」とジャッジ。「ペースや展開、血統もあるし、馬の体調も大事だよ」と付け加えた。
対抗には(12)
レイデオロを指名。「ルメールがこの前(JRA通算)600勝したときに『まだ的場(文男)さんには届かないけど』と言っていたのを知ってうれしかったよ」と名手の発言を喜んだ。人気の(18)
アドミラブルも「3連勝しているし、前走が強かった」と3番手に評価した。
そのうえで、「注目しているのは(1)
ダンビュライト。今は内がいいし、うまく立ち回れば面白いと思うよ。個人的にも乗ってみたいし、穴ならこれですね」と
武豊騎手の騎乗馬に興味を示した。
的場騎手自身も、今年の東京ダービー(6月7日、大井、SI、ダ2000メートル)は、ブラウンレガートとのコンビで36度目の挑戦。還暦で悲願のダービー制覇を目指す。
★
アドミラブル◆丸野勝虎(名古屋、通算2203勝)
青葉賞の勝ち方が強くて、時計も良かった(18)
アドミラブルが◎です。大外枠でM・デムーロ騎手がどう乗るのか興味があります。
皐月賞を勝った○(7)
アルアインも強いですね。こちらも松山騎手の乗り方に注目しています。どちらも乗ってみたいですね。今年のダービーは、この
ディープインパクト産駒2頭の争いとみています。
◆永森大智(高知、通算1419勝)
◎は(18)
アドミラブルです。
青葉賞は時計も速くて、強い勝ち方でしたからね。
皐月賞の2着馬ではなく、M・デムーロ騎手が『この馬でダービーに行く』と決めたんですから、やはり能力が高いと思います。
青葉賞組はダービーを勝っていませんが、この馬なら、その歴史を塗り替えるのではないでしょうか。
皐月賞の内容が強かった(7)
アルアインが対抗です。
◆山口勲(佐賀、通算4029勝)
◎は(18)
アドミラブル。前走の勝ち方がすごかったですね。直線はまだ余力が十分にありましたから。一気にメンバーが強くなりますが、大外枠を差し引いても魅力的な馬ですよ。○は(12)
レイデオロです。
皐月賞のゴール前は伸びてきていましたからね。今回は変わってくると思います。▲は(4)
スワーヴリチャード。実績がある東京で要注意でしょう。