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伊吹雅也のPOG分析室 (2014) ~2014最終回 U指数から見る要注目馬
今年もいよいよ残り1ヶ月。阪神ジュベナイルフィリーズや朝日杯フューチュリティステークスといった、POG戦線前半のクライマックスが間近に迫ってきました。年明け以降が勝負と考えている私のようなプレイヤーにとっても、上位進出を狙うならそろそろ指名馬にある程度の結果を出してほしい時期。応援や追加指名馬選びにも自然と力が入ります。
2014-2015シーズンの最終更新となる今回は、これまでに施行された2歳のレースで各馬がマークしたU指数をベースに、今後のレースや入札で注目しておきたい有望株をピックアップしてみました。なお、集計期間は11月24日まで。ぜひ参考にしてみてください。
集計期間内におけるもっとも高いU指数は、京王杯2歳ステークス(2歳GⅡ・東京芝1400m)で勝ち馬のセカンドテーブル(モカサンデーの2012)がマークした95.1。朝日杯フューチュリティステークス(2歳GⅠ・阪神芝1600m外)をはじめとする芝マイル以下の路線はもちろん、より長い距離を難なくこなすようなら来春のクラシック戦線でも楽しみな存在です。
2番目に高いU指数は、福島2歳ステークス(2歳オープン・福島芝1200m)を勝ったときのペイシャオブロー(ダンスレッスンの2012)で、94.5。なお、3番目はこのレースで2着だったヴァリアントアロー(シーズアトムボイの2012)の93.5でした。ローカル場のレースということで世間的なインパクトは薄いかもしれませんが、この2頭もより長い距離のレースに対応できれば来春までに獲得賞金を上積みしてくるはず。引き続き注目しておくべきでしょう。
U指数は基本的に上級条件のレースほど高くなるものですが、重賞以外のレースにおける最高記録は第6回でも紹介したノブワイルド(コウエイベストの2012)の93.3。未勝利クラスに限るとあまりにも突出した数字で、さすがにこれを超える馬はまだ出ていないものの、11月22日の東京02R(2歳未勝利・ダ1600m)ではゴールデンバローズ(Mother Russiaの2012)が93.0を記録しています。東京芝1600mのデビュー戦で2着に健闘していて、レース選択の幅も広そうなタイプです。なお、この馬は一般的なドラフトが行われた頃にさほど注目されていなかったこともあり、参加人数(60名)と仮想オーナー枠(1頭につきつきひとつずつ)の関係で指名可能馬が極端に不足しているスペシャルクラスでも、第26回入札まで指名がありませんでした。
ちなみに、500万下のレースでもっとも高いU指数をマークしたのは秋明菊賞(2歳500万下・芝1400m内)を勝ったムーンエクスプレス(アモーレペガサスの2012)で、93.3。これは牝馬の最高記録でもあります。登録がある阪神ジュベナイルフィリーズ(2歳GⅠ・阪神芝1600m外)でも要注目の一頭と言えるでしょう。
500万下のレース、かつ牡馬に限ると11月09日の京都06R(2歳500万下・芝1200m内)を勝ったメイショウマサカゼ(デヒアバーズの2012)の92.1が最高です。ちなみに、この馬もスペシャルクラスでは第27回入札の時点で指名なし。掘り出し物かもしれませんね。
最後に新馬の記録を整理しておくと、トップは11月08日の京都05R(2歳新馬・芝1400m内)を勝ったエイシンカラット(Ellie's Momentの2012)の87.4。牡馬に限ると同じ11月08日の東京06R(2歳新馬・東京ダ1600m)を制したレレマーマ(ウィキウィキの2012)の86.2が最高でした。
来春のクラシック戦線へ繋がりそうな芝1800m以上の新馬に限ると、2014年11月02日の京都05R(2歳新馬・京都芝1800m外)で優勝したロカ(ランズエッジの2012)の82.0がトップ。芝2000m以上の新馬に限ると、2014年10月14日の京都05R(2歳新馬・芝2000m内)で連対を果たしたベルーフ(レクレドールの2012)、グリュイエール(ウィンターコスモスの2012)、そして2014年10月18日の東京04R(2歳新馬・東京芝2000m)を勝ったコアプライド(グローリーブラッドの2012)の80.2が最高記録となっています。次週以降の新馬から追加指名候補を探す際は、このあたりの数字を評価の目安としたいところです。
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次回(POG2015年)のコラムは6/3(水)にスタートします!!お楽しみに!!
■執筆者プロフィール
伊吹 雅也(いぶき・まさや)
埼玉県桶川市在住のフリーライター、コピーライター、競馬評論家。的確でわかりやすいデータ分析に定評があり、現在は『JRAホームページ』内「今週の注目レース」で“データ分析”のコーナーを担当しているほか、さまざまなメディアに活躍の場を広げている。競走馬への一口出資やペーパーオーナーゲーム(POG)にも造詣が深く、現4歳世代のPOGでは、参加したすべてのドラフト(いずれも参加者20名以上)においてジェンティルドンナの単独1位指名に成功。現3歳世代も“赤本”こと『POGの達人』(光文社)誌上においてカミノタサハラ、コディーノ、フラムドグロワールらを推奨し、推奨馬の獲得賞金ランキング(皐月賞終了時点)で1位を獲得した。近著に『本当に儲かる騎手データブック 馬券の勝ち組は騎手を野次らない(競馬王新書EX008)』(ガイドワークス)、『門外不出! 投票データから分かった! WIN5の鋭い買い方』(東邦出版)、『WIN5(五重勝)ほど儲かる馬券はない!! 少点数で驚愕配当をモノにする絶対的セオリー(競馬王新書)』(白夜書房)。