東京では10日、新重賞「第1回サウジアラビアロイヤルC」が行われる。昨年まで「いちょうS」の名前で行われ、ここ2年は13年V馬
イスラボニータが
皐月賞、14年V馬
クラリティスカイが
NHKマイルCと、翌年のGIを勝っている注目の出世レースだ。
今年の主役は
ダイワメジャー産駒の
アストラエンブレム(牡、美浦・小島茂厩舎、母
ブラックエンブレム)。6月の中京マイル戦でデビュー。直後の野路菊Sも勝つ
ロスカボスに0秒1及ばない2着だったが、2戦目で後方から4馬身突き抜ける大楽勝を決めた。その後は短期放牧を挟んで乗り込み、7日は美浦坂路を4F56秒6-41秒6-13秒4で駆け上がった。
「今回は美浦にいる期間が短かった分、先週末まで重い感じがしていたけど、これなら大丈夫かな」と小島茂調教師。
08年
秋華賞を制した母の
ブラックエンブレム、昨年の
札幌2歳Sを勝った兄の
ブライトエンブレムなど“一族”を一手に手がけているが、「兄のブライトと比べても、今の時点では動きはシャープ。競馬に行くと素直だし、不安は特にない」と強気そのものだ。(夕刊
フジ)
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