夏の小倉開催のラストを飾るのは2歳の熱い戦い、第34回
小倉2歳ステークス(7日、小倉、GIII、芝1200メートル)。新馬勝ちなどの優先権を持つ出走可能馬が12頭で、未勝利勝ちの馬たちは現在6/9の確率で抽選対象となっている。
中心となる
レオパルディナ(栗東・
高橋康之厩舎、牝、父スニッツェル、母ビオンドパンテーラ)は、新馬→フェニックス賞と連勝中。410キロ台(前走時は412キロ)の小柄な牝馬だけに前走時から小倉競馬場に滞在して調整を続けている。中間は特別速い時計は出していないが、順調に使っているので軽めの調整で十分だ。初戦は逃げ、2戦目は差しと脚質にも幅があるのは大きな武器。3連勝で重賞獲りに挑む。
クールホタルビ(栗東・
清水久詞厩舎、牝、父
マツリダゴッホ、母プラセール)は阪神で新馬勝ちした後、
函館2歳S(8着)に遠征し、前走は小倉のフェニックス賞で2着と北から南へと駆け回っている。テンの速さはここでも十分通用するので、中2週で再度小倉への輸送で体を減らさないかが鍵となる。
ノーブルルージュ(栗東・
宮本博厩舎、牝、父
ショウナンカンプ、母スプラッシュビート)は前走のフェニックス賞で伸び負けて4着。ハナを奪えず、自分の形でレースを運べなかったのが敗因。中間は栗東坂路で順調に調整しており、デキの良さはキープできている。今回はフルゲート18頭で同型馬も多数存在。スムーズな競馬ができれば巻き返せる。
セカンドテーブル(栗東・
崎山博樹厩舎、牡、父トワイニング、母モカサンデー)は新馬戦(小倉・芝1200メートル)の勝ちタイムが1分9秒3(良)と優秀。スッと前に行けるスピードに加えて、直線でもうひと脚使える瞬発力は魅力。キャリアは1戦だが、侮れない存在だ。
抽選対象馬の中では
オメガタックスマン(栗東・
今野貞一厩舎、牡、父
ショウナンカンプ、母オメガフォーチュン)に注目。デビュー戦は
レオパルディナのクビ差2着に惜敗したが、2戦目の中京未勝利(芝1200メートル)が強い内容だった。レオを物差しにすれば十分通用する。
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