17日の京都9R秋明菊賞(2歳500万下、芝1200メートル)は、
秋山真一郎騎手騎乗の7番人気
ニホンピロアンバー(牝、栗東・
田所秀孝厩舎)が逃げ切り勝ちを収めた。タイムは1分9秒0(良)。
各馬そろったスタートから、二の脚の速さで
ニホンピロアンバーがハナに立つ。
ラインスピリットが2番手につけて、
オールパーパス、
シシャモオージがその後ろ。1200メートル戦としては落ち着いた流れになり、直線に向いても
ニホンピロアンバーと
ラインスピリットが後続を離してマッチレースを繰り広げる。3番手以下はまったく追いつく様子がなく、典型的な“行った行った”の決着。激しい競り合いは、最後まで抜かせなかった
ニホンピロアンバーに軍配が上がり、新馬戦以来の芝で見事な逃げ切りを決めた。クビ差の2着は2番人気の
ラインスピリットで、2馬身1/2差の3着には最後に外から伸びた6番人気
キタサンラブコールが入っている。
ニホンピロアンバーは、父スウェプトオーヴァーボード、母ニホンピロエミリー、母の父デヒアという血統。通算成績は5戦2勝となった。
秋山騎手は「前半を楽に行けたぶん、おつりが残っていました。ガーッと行くので現状は1200メートルが合う感じですが、最後は差し返してくれたし、いいときに乗せていただきました」とクビ差の勝利を振り返っていた。
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