29日の京都9R白菊賞(2歳500万下、芝1600メートル、牝馬限定)は、
菱田裕二騎手騎乗の5番人気
アドマイヤリード(栗東・
松田博資厩舎)が直線最内から抜け出してV。叩き2戦目で変わり身を見せ、オープン入りを果たした。タイムは1分34秒7(良)。
クラリティーアイズが押し出されるような形で先頭に立ち、
クリノラホールが2番手。さらに外から
カイザーバル、内に
オウケンダイヤなどが好位に続き、人気の
ワントゥワンは中団からレースを進めた。スローでほぼ一団のまま流れて直線へ。2番手から
クリノラホールが抜け出すが、その外から
カイザーバルも並びかける。
ワントゥワンは伸びを欠き、
サプルマインドも外から末脚を伸ばしたが、道中後方のインで脚をためていた
アドマイヤリードが直線でインから一気に決め手を爆発させて差し切り勝ち。メンコ着用の効果とひと叩きされた変わり身で、人気各馬をまとめてかわし去った。1馬身1/4差の2着は3番人気の
カイザーバル。さらに1/2馬身差の3着が2番人気
サプルマインドだった。
アドマイヤリードは、父
ステイゴールド、母ベルアリュール、母の父Numerousという血統。通算成績は3戦2勝となった。
菱田騎手は「馬場の内外で差がなかったので内を狙いましたが、うまく前があいてよかったです。新馬戦で強いメンバーに勝っていた馬ですし、能力があるのはわかっていました。無事に結果を出すことができてよかったです」と鮮やかなインからの差し切り勝ちを冷静に振り返っていた。
★29日京都9R「白菊賞」の着順&払戻金はこちら