NHKマイルCの『トレセン特選マイク』は、ノーブルロジャーと初コンビを組む松山弘平騎手(34)=栗・フリー=。牡牝のGⅠ馬が集結するハイレベルな一戦に向け、今週末に落馬負傷から復帰する鞍上が、追い切りの感触や意気込みなどを語った。
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--落馬からの復帰
「ご心配をおかけしましてすみませんでした。体に関しては、きょうは、4頭に騎乗させていただいたんですけど、全く問題なく、万全の状態で挑めそうです」
--ノーブルロジャーの追い切りに騎乗。厩舎からの指示は
「併せ馬で相手なりと言いますか、今週競馬ですので、輸送もありますし、そこまで負荷をかけすぎないように。そういった調教でした」
--騎乗しての感触は
「非常に乗りやすく、利口な馬で、人間のいうことを聞いてくれるように感じました。動きに関しても、人間のアクションにしっかり応えてくれる。そういったところはよかったかなと思います」
--初
コンタクト。イメージと実際の違いは
「競馬と調教は違いますので。競馬に行けばイレ込みだとか気も入ると思うので、少しそういうイメージもあったんですけど、調教では乗りやすいリラックスした状態でした」
--2歳GⅠ馬が牡馬、牝馬ともに出走。力関係は
「強いメンバーはたくさんいると思っています」
--どういう騎乗を心がける
「ノーブルロジャーの全能力を発揮できるようなレースをしたいと思います」
--意気込みを
「(馬主の)ノルマンディーさんもそうですし、厩舎もそうですし、僕をこうして騎乗させてくださって、本当に感謝しています。どちらも縁のある厩舎、オーナーさんですし、しっかりと恩を返せるようにいい騎乗をして、いいレースをできるように頑張りたいと思います」
■栗東坂路で併せクビ差先着 吉岡師「一番いい状態」
ノーブルロジャーは、栗東坂路で
コンクイスタ(2勝)と併せ馬。松山騎手を背に馬なりで4ハロン55秒1-13秒1をマークし、クビ差先着した。4月27日には栗東坂路で一杯に追われ、4ハロン50秒8-11秒9の好時計を併せ馬でたたき出していて、調教は量、質ともに十分といえそうだ。吉岡調教師は「本当に、ここにきて一番いい状態。肉体的にもしっかりしてきた。マイルでは底を見せていないですし、楽しみです」と声を弾ませた。
■4月20日に落馬負傷
松山弘平騎手(34)=栗・フリー=は4日の京都競馬から実戦復帰する。4月20日の京都4Rでゴール入線後に落馬、頭部を負傷。同日、21日に予定していたレースは全て乗り替わりになり、先週は土日ともに休養していた。