平成最後のダービーを勝つのは、“規格外”の怪物だ。
ブラストワンピースが史上11頭目の無敗Vを決める。
無傷V3を飾った
毎日杯はまさに圧勝。直線入り口で内ラチに接触してもひるまずに2馬身突き抜けて、「自分が求めていたものに応えてくれて結果も内容も満点」と、池添騎手は花マル評価だ。
さらにVタイム1分46秒5にも注目。実はこれまでに
毎日杯を1分46秒台で制した馬は、ダービーで08年
ディープスカイがV、13年
キズナがV、14年
マイネルフロストが3着、17年
アルアインが5着とオール掲示板。好走は約束されたようなものだ。
前記4頭と異なるのは、
毎日杯からの直行を選択したこと。しかし、これには明確な理由がある。
「競馬のあとは背腰に疲れが出るので、目標に向けてベストの臨戦過程と判断した。以前とはローテーションの概念が違ってきている」と大竹調教師。思えば同じシルクレーシング所有の
アーモンドアイは、
シンザン記念からの直行で
桜花賞制覇。強ければ本番前のひと叩きなど必要なし-まさに新時代のダービー馬にふさわしい。
23日のWコースは5F67秒3。追われてからの反応が鈍く映ったが、「調教ではモタモタするが実戦では全然違う」と池添騎手。帰厩当初は牛のように太く見えた馬体も気温の上昇とともにスッキリして、当日はおそらく、ひとケタ台の馬体増で済むだろう。
破壊力抜群の末脚が再び唸りを上げる。“究極の3連単”は
ブラストを1着に固定し、相手も別路線組から。過去10年で6連対の最強(1)番枠を引き当てた
ダノンプレミアム、
京都新聞杯の好時計勝ちが光る
ステイフーリッシュを2着に据えた12点で獲る!(夕刊フジ)
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