POG 有力馬診断 厳選20頭!!

本年度の登録された2歳馬は7000頭あまり。
その中からウマニティPOG編集チームが血統、厩舎、生産のカテゴリーに分けて徹底分析!
大本命の有力馬から穴馬までバラエティに富んだ20頭をお届けする。

星は5段階表示(厩舎未定馬は星1で表示)、評価はSS→S→A→Bの4段階表示
各評価はあくまで編集部独自の調査を客観的に表したものであり、実際の評価とはまったく関係ありません。

file No.1
ラングレー(牡)
父:ディープインパクト
母:ラヴズオンリーミー(Storm Cat)
厩舎:矢作芳人(栗東)
生産:ノーザンファーム
母はMiesqueから流れる世界的名血であり、日本に輸入後、満を持してつけられたのが本馬。母父Storm Catとでは桜花賞(GI)を制したアユサンやキズナが出ており、まさに旬な配合でディープブリランテ以上の大物候補。所属の矢作厩舎は狙ったレースを落とさないその手腕もさることながら、出走回数が多く、POG的にも心強い存在だ。
評価SS
血統
厩舎
生産
file No.2
レーヴデトワール(牝)
父:ゼンノロブロイ
母:レーヴドスカー(HighestHonor)
厩舎:松田博資(栗東)
生産:ノーザンファーム
本年度の鍵を握るゼンノロブロイ産駒の真打ちがこの馬だ。活躍したゼンノロブロイ産駒はトレイルブレイザー、サンテミリオン、ルルーシュなどネバーベンドの血を持つ馬であり、加えて同馬はペルーサと同様にBlushing Groomも持っている超絶配合だ。預託先も牝馬GIにはめっぽう強い松田博資厩舎、文句無しのGI級だろう。
評価SS
血統
厩舎
生産
file No.3
リバーソウル(牡)
父:ネオユニヴァース
母:ソニンク(Machiavellian)
厩舎:浅見秀一(栗東)
生産:ノーザンファーム
ネオユヴァース産駒はヴィクトワールピサ、ロジユニヴァースを輩出したMachiavellianを持った牡馬狙いが基本。本馬の母はロジユニヴァースを輩出したアコースティクスの母であり、満を持して配合された期待馬と言える。母は今まで様々な種牡馬との間で活躍馬を輩出しているように繁殖ポテンシャルは相当に高い。
評価S
血統
厩舎
生産
file No.4
ベルキャニオン(牡)
父:ディープインパクト
母:クロウキャニオン(フレンチデピュティ)
厩舎:堀宣行(美浦)
生産:ノーザンファーム
半兄にマウントシャスタ、カミノタサハラがおり、血統に関しては活躍する下地はすでに用意されている。掘厩舎はキンシャサノキセキ、リアルインパクトなど短距離GI馬の育成技術は折り紙付きであり、名マイラー誕生を予感させる。フレンチデピュティの血が活躍し続けるNHKマイルCに是非とも出走して欲しい1頭。
評価
血統
厩舎
生産
file No.5
エルノルテ(牝)
父:ディープインパクト
母:シーズオールエルティッシュ(Eltish)
厩舎:音無秀孝(栗東)
生産:ノーザンファーム
ジェンティルドンナ、フェノーメノなどSS系×Danzigは現在の高速馬場適正が高いトレンド血統である。同馬の場合、ヘイローのクロスも混在しており、牝馬に出た点からもとにかく切れる馬になりそう。厩舎は若干使い出しの遅さが気になるが、同馬は5月に入厩を予定しており、早期デビューも視野に入っているので問題ないだろう。
評価
血統
厩舎
生産
file No.6
ボージェスト(牝)
父:キングカメハメハ
母:アドマイヤグルーヴ(サンデーサイレンス)
厩舎:友道康夫(栗東)
生産:ノーザンファーム
母はエリザベス女王杯(GI)を連覇したアドマイヤグルーヴ、半姉に現オープン馬、アドマイヤセプターがいる良血馬。キングカメハメハ×母父サンデーサイレンス×母母父トニービンと底力を存分に感じさせるまさにGI血統。牧場では母の最高傑作との高評価。厩舎変わりの点からも姉とは異なるタイプになる可能性は十分だ。
評価S
血統
厩舎
生産
file No.7
ロザリウム(牝)
父:キングカメハメハ
母:ローズバド(サンデーサイレンス)
厩舎:橋口弘次郎(栗東)
生産:ノーザンファーム
ローズキングダムの全妹であり、有力牝馬が集められた本年度のキングカメハメハ産駒の中でも指折りの良血馬と言える。父キングカメハメハに相性の良いNever Bend、Bold Rulerを併せ持つ母だけに再度の大物も十分考えられる。また、キングカメハメハ産駒は牡馬クラシックは現在、未勝利。牝馬に出たのもプラス材料だ。
評価
血統
厩舎
生産
file No.8
レッドリベリオン(牡)
父:ステイゴールド
母:ハトシェプスト(トワイニング)
厩舎:戸田博文(美浦)
生産:社台コーポレーション白老ファーム
父ステイゴールドは在来牝系の肌馬と相性が良く、母方にメジロの牝系が顔を覗かせる同馬はまさに一発を予感させる配合だ。加えて、オルフェーヴルと同様にノーザンテーストの4×4のクロスも心強い。育成先はオルフェーヴル、フェノーメノを送り出した空港のC1厩舎であり、ステイゴールド産駒のノウハウは熟知している点も推せる。
評価
血統
厩舎
生産
file No.9
リラヴァティ(牝)
父:ゼンノロブロイ
母:シンハリーズ(Singspiel)
厩舎:石坂正(栗東)
生産:ノーザンファーム
ゼンノロブロイ産駒の本命候補がレーヴデトワールなら穴馬筆頭格として同馬が面白い。活躍馬に共通するNever Bendの血を内包しており、ゼンノロブロイ×母父Singspielの同配合馬ではフェアリーS(GIII)を制したコスモネモシンがいる。加えて厩舎はジェンティルドンナを管理している名伯楽、石坂厩舎とあれば十分狙いが立つ。
評価
血統
厩舎
生産
file No.10
レッドアルヴィス(牡)
父:ゴールドアリュール
母:チャールストンハーバー(GrindStone)
厩舎:安田隆行(栗東)
生産:ノーザンファーム
半兄はNHKマイルカップ(GI)を制したカレンブラックヒル。今がまさに旬といえる母チャールストンハーバーにゴールドアリュールを配したのが本馬。元々バリバリのアメリカ血統の母だけに主戦場はダートだろう。既に500キロを超す雄大な馬体が示す通り、かなりのパワーを秘めていそうでダート路線要員として是非とも指名したい1頭だ。
評価A
血統
厩舎
生産
file No.11
プロクリス(牝)
父:キングカメハメハ
母:ライラプス(フレンチデピュティ)
厩舎:松田国英(栗東)
生産:ノーザンファーム
父キングカメハメハ、母ライラプスを管理していた松国厩舎ゆかりの期待馬。キンカメ×フレンチの配合も相性は良さそうで現時点で4頭中2頭が勝ち上がり。牝馬ながら500キロ超えのパワフルな馬体は、大型馬で数々のGIタイトルを手にしてきた師の活躍馬と重なる。同馬はすでに入厩、順調に調整が進められており、早期デビュー可。
評価
血統
厩舎
生産
file No.12
ダンディーズムーン(牡)
父:アドマイヤムーン
母:アドマイヤダンサー(エルコンドルパサー)
厩舎:中村均(栗東)
生産:社台コーポレーション白老ファーム
マイネルマックスで朝日杯(GI)を制すなど早期デビュー馬に実績のある中村均所属の速攻要員。5月の函館入厩に向けて順調に調整されている。血統的にアドマイヤムーン産駒はレオアクティブ、セイクリッドレーヴなどSadler’s Wells内包の肌馬と相性が抜群であり、本馬の血統背景はまさに走るムーン産駒の典型。
評価
血統
厩舎
生産
file No.13
ワールドインパクト(牡)
父:ディープインパクト
母:ペンカナプリンセス(Pivotal)
厩舎:友道厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム
セントライト記念(GII)で3着に入るなど活躍中のダノンジェラードが半兄。ディープインパクトはNureyev(ヴィルシーナ、ディープブリランテ)、Lyphard(ジェンティルドンナ、トーセンラー)と相性が抜群で、同馬は両ニックスを併せ持つ。
評価SS
血統
厩舎
生産
file No.14
キミノナハセンター(牡)
父:ディープインパクト
母:グレイトサンライズ(Caerleon)
厩舎:藤澤和雄(美浦)
生産:社台ファーム
レッドディザイアの半妹。社台ファーム1番馬との評価を受けるほど馬の出来は良く、昨年のセレクトセールで1億5000万という値がついた。
母方がCaerleon × Sadler‘sWellsという欧州血脈で底力は満点。
評価
血統
厩舎
生産
file No.15
トリニティプレイス(牝)
父:マンハッタンカフェ
母:カーラパワー(Caerleon)
厩舎:堀宣行(美浦)
生産:下河辺牧場
マンハッタンカフェ産駒はやはり、レッドディザイア、ガルボのように最優先ニックスである母父Caerleonの肌馬に狙いを絞りたい。同馬は例年、勝ち馬率が40%近い下河辺牧場であり、半兄は現オープン馬ダノンシャークと確実に計算きる1頭。
評価
血統
厩舎
生産
file No.16
メタフィジクス(牡)
父:ダイワメジャー
母:アシュレイリバー(Mr.Greeley)
厩舎:未定
生産:ノーザンファーム
伯父カレンブラックヒルと4分の3同血の本馬は母父がMr.Greeley。その点、伯父より距離の融通性はないかもしれないが、伯父が大敗したダートもこなせるであろう配合である。朝日杯より全日本2歳優駿を走って欲しい。
評価
血統
厩舎
生産
file No.17
ロサギガンティア(牡)
父:フジキセキ
母:ターフローズ(Big Shuffle)
厩舎:藤澤和雄(美浦)
生産:社台ファーム
父の産駒はドリームパスポート、ファイングレインのように初仔が狙い目。母は伊G1馬で母父は独リーディング種牡馬と血統背景も興味深く、スピード色の濃いPOG向きの配合の本馬。すでに山元トレセンへ移動済みであり、早期デビューも視野に。
評価A
血統
厩舎
生産
file No.18
サトノマーメイド(牝)
父:サクラバクシンオー
母:オメガグッドラック(マンハッタンカフェ)
厩舎:未定
生産:社台ファーム
近親には皐月賞馬ロゴタイプ。本馬は父サクラバクシンオーと好相性のNureyevを持ち、父の弱点をカバーした好配合馬だ。祖母ベリアーニから広がる一族はコンスタントに活躍馬が出ているのも強調材料。短距離でコツコツ稼ぐタイプ。
評価
血統
厩舎
生産
file No.19
ウォーターショパン(牡)
父:ハーツクライ
母:ウォーターエナン(ボストンハーバー)
厩舎:未定
生産:伏木田牧場
父ハーツクライはアメリカンな血と相性が良く、Capoteを持つのはカポーティスターと同じ。祖母Scrapeは名馬フォーティナイナーの全妹であり、母にとって初となるSS系との配合で思わぬ大物出現の可能性も。半兄はウォータールルド。
評価
血統
厩舎
生産
file No.20
テイエムスカイオー(牡)
父:ディープスカイ
母:テイエムオーシャン(ダンシングブレーヴ)
厩舎:未定
生産:川越ファーム
母のテイエムオーシャンは現役時代、その有り余るスピードを武器に桜花賞、オークスを制した快速牝馬で今回初となるSS系種牡馬が配されたのが本馬だ。母の絶対スピード、ポテンシャルを一気に引き出す可能性は十分で、穴馬としてマークしたい。
評価
血統
厩舎
生産